なぜ腸内環境が大事なのか

▼腸内環境は大事という記事をよく見る

インターネットやテレビ、新聞、週刊誌などのメディアを見ていると、よく「腸内環境」という字を見たり聞いたりします。特に健康に興味があるという人は、嫌という程目にしているのではないでしょうか。

 

このように、メディアが注目しているものというのは、大概が「流行」みたいなもので信用がおけないと思っている方もいるかと思いますが、その真偽の方はどうなのでしょうか。

 

▼真偽はどうなのか

真偽はどうなのかというと、真であるというのが間違いないことだと思います。マスコミなどはちょっと大げさに伝えていると思われる面もありますが、大体合っている内容の記事が多く、腸内環境を良好にしておくことにより、様々な健康効果が得られるというのは間違いないことだと思われます。

 

▼なぜ腸内環境が大事なのか

それでは本題に入りたいと思います。なぜ腸内環境が大事なのかといいますと

・食べ物の消化吸収

・毒性物質の分解排泄

・ビタミンなど栄養素の生成

・人間の体に存在している免疫の70%が腸に存在し活性化されている

・心身を安定させるセロトニンの90%が腸で生成されている

・腸内には悪玉と善玉細菌が生息しており、環境によって大きくその割合が変化する

・腸は人間の情緒を変化させる(環境がいいと安定し、悪いと乱れる)

などが関係していると思われます。

これら作用が腸内環境の良し悪しによって左右されます。

 

▼腸内環境が悪いとどうなってしまうのか

腸内環境が悪い状態だと、上に書いた様々な機能に障害が及びます。

・食べ物の消化が悪くなることによって栄養状態の悪化

アンモニアなどの毒性物質が蔓延することによる肝機能や腎機能、脳機能の低下

・ビタミンの不足によるエネルギー低下

・免疫の低下(風邪を引きやすくなる・ガンなどになりやすくなる)

・情緒不安定

・悪玉菌が増えることによる炎症の拡大。毒性物質の蔓延、感染症やガンなどになりやすくなる。下痢や便秘が増える。くさいオナラなど。

 

▼腸内環境が悪化する生活・悪化している時の症状

腸内環境が悪化してしまう生活習慣としては

・早食い

食物繊維の少ない食生活

・添加物の多い食事

・あぶらっこいものが多い食事

・ストレスが多い環境

・冷たい飲み物の過剰摂取

・運動不足

・寝不足

・不規則な生活習慣

・アルコール・たばこ

・動物性タンパク質の摂りすぎ

・便秘

・食べ過ぎ

・特定の食品ばかり摂取するという偏食

・甘いものの過剰摂取

・寝る前に食べる

 

腸内環境が悪化している時の症状

・下痢便秘が多い

・食欲にムラがある

・臭い便臭、おなら

・腹痛や腰痛がある

・口臭がきつい

・肌荒れしやすい(蕁麻疹やニキビなど)

・風邪をひきやすい

・情緒不安定(イライラしやすくなる)

・肩こりや頭痛がある

・太りやすくなる(特に腹部)

・アレルギー症状の悪化

・考えがまとまらない、思考力低下

・疲れやすい

 

▼腸内環境を良好にするにはどうすればいいのか

・規則正しい生活習慣

・しっかりと眠る

・運動を行う習慣を

・同じ時間に食事を行う

・睡眠3時間前以内に食事をしない

食物繊維を積極的に

・食事はバランスよく、脂質や糖質は最低限とする

・発酵食品を積極的に(納豆、ヨーグルト、キムチ、漬物など)

・入浴で体を温める習慣を

・食事は腹八分目としてよく咀嚼する

・加工食品は食べないようにする

・熱すぎる物、冷たすぎる物は摂らない

・ゆっくり時間をかけて食事をする

・ストレスから遠ざかる

 

▼腸内環境が良好になった時のサイン

腸内環境が良好になると、善玉菌である乳酸菌やビフィズス菌などが増えるので、便にその変化が現れるようになります。便の変化としては色が淡い色になり、そして形がふわっとしたような感じになり、臭いが漬物のような臭いになります。

 

この状態が最高の状態であり、もし色が濃かったり、形が細かったり硬すぎたり、臭いがきつかったりする場合には、もう一つ完璧ではないと思われます。

 

ここまで完璧にこだわる必要はないと思いますが、完璧主義のあなた!はぜひこだわりをもって完璧を求めてほしいと思います。