職場で浮いてしまう人間像とは

▼職場という場所は社会性を求められる

まず始めに、会社という場所を理解することから始めなければなりません。会社という場所は人の為になる仕事をして利益をあげる場所です。当然、そのような場所には規律というものがあり、その規律を守ることにより仕事の質が向上し利益が高まります。その規律は会社別に定められていますが、一般的にはそのような縛りがない場合が多く、暗黙の了解の元「社会的」な行動を個人個人が取るということが求められています。

 

以上のような暗黙の社会性があるということや、その意味をしっかり理解していないと職場で浮いてしまう人間になってしまいます。

 

▼具体的にはどのような人間をいうのか

具体的にどのような人間を指すのかといいますと

・言葉使いが出来ていない人物(特に敬語の使い方が出来ていない)

・言葉の使い方が乱雑で、しかも要点が曖昧

・髪型や服装などの身だしなみが整っていない

・遅刻や無断欠席が多い

・社会的ルールが守られていない(飲酒運転・歩きたばこ・税金の滞納など)

・使用の電話やメールばかりしている

・化粧や髪型ばかりに気を取られている

・挨拶がきちんと出来ない

・健康管理が出来ていない

・会社を遊び場と勘違いしている(女子社員をナンパ・ゲームをしている・犬を連れ込むなど)

などが具体的な内容となります。

 

▼浮いてしまう人間にならない為には

上の具体的な人間の例を読んで、「自分は関係ない」と思った人が殆どだと思いますが、実はそう思った人でも他人から見たら「浮いている」人間なのかもしれません。上にあげたのはほんの一例であり、他にも無数に浮いてしまう行動は存在します。

 

では、そうならない為にはどうすればいいのでしょうか。それは、常に自分を客観視するというクセを付けることです。常に客観視して自分の言動や行動を振り返るようにすれば、次第に悪い癖などが見えてきます。その癖をその都度改善して行くことにより、欠点がなくなり人間的に成長していくことが出来ます。そのように成熟することにより、どこに行っても恥ずかしくない人間へと変わることが出来るのです。

 

▼浮いてしまっている部下の改善法

以上のように、自分で気を付けている人物はまだ救いようがありますが、全く自分で気がついていない人間は自分で自分を変えることは不可能です。よって、上司であるあなたが変えてあげなくてはなりません。

 

そんな部下の改善法としておすすめするのが、ただ単に行動を改善させるのではなく、部下の浮いているとされる行動について、自分自身で考えさせるという教育法を行うのです。例えば、髪型が乱雑でいつも寝癖をつけて出社している人物がいたとすれば、「寝癖を直して来いよ恥ずかしいな」ではなく、「どんな髪型が好きなの?」や「俺の髪型についてどう思う?」といったように、髪に興味を向けさせるのです。そうすることにより、自分で自分の髪型に気が付くようになり、次第に外見を意識し始めるようになります。

 

この方法を勧める理由としては、治させるという行為は、本人にとっては受動的であり単にいわれたから直すというだけで終わるのに対し、気が付かせて治す場合には、能動的に自分の意志で直すということになり、次から指摘しなくても直せるようになります。

 

しかし、何度言っても直らない場合には、一から教育し直し社会性を育てるような方針に変えていく必要があります。