無理してお酒を飲むことの危険性
酒は百薬の長といいますが
昔から酒は百薬の長といわれています。なぜこのようにいわれているのかといいますと、アルコールを摂取すると
・体が温まる
・胃腸の働きが良くなる
・血流が良好になる
・ストレスが軽減される
・健康にいいホルモンが分泌される
などにより、心身に対していい効果をもたらしてくれるからです。これには医学的なデータもあり、単なる噂話なのではなく、きちんとした裏付があり、本当に百薬の長となるのです。
とはいっても量や体質に合っているということが前提
薬はどんな薬でも医師が症状改善に有効とされた時に処方され、そして効果を発揮します。闇雲に薬を出しても効果を発揮するというものではありません。また、サプリメントなどに関しても同様であり、体質に合っているもの、食事で摂取できないものを補って初めて有効なのであり、誰にでも万能に効果を発揮するというものは存在しません。
酒も同様であり、薬とされるからには誰にでも同様の効果を発揮するというものではありません。更に量も大切であり、薬になる量というのはほろ酔い程度の量とされており、泥酔するまで飲んでいては逆に健康を害す原因になってしまいます。
酒が弱い人は害の方が多くなる
通常、日本人には下戸と呼ばれる遺伝子はありませんが、モンゴルで突然変異で発生した下戸遺伝子が日本にも混ざり込み、日本でも数多く下戸の方が存在するようになりました。
通常、酒は百薬の長と呼ばれる酒の健康効果を得られる人というのは、酒に強いとされているアルコール分解酵素の働きが良好の人に限られており、下戸の人やアルコールに弱いとされる人の場合は、アルコールを摂取することによるデメリットの方が上回ると考えられます。
どのような害があるのか
酒が弱いにも関わらず飲み続けると、食道がんや胃がんの確率が跳ねあがるといわれています。またそれだけではなく、体にとって猛毒であるアセトアルデヒドが分解されずにいつまでも体内を漂うことになるので、五臓六腑はもちろん、脳や皮膚などの老化も進むことになります。
酒に強いか弱いかの判断方法
判断方法は至って簡単、パッチテストという方法があります。バンドエイドの布部分に焼酎でもブランデーでもいいの2~3滴たらします。その後それを腕の内側に貼り付けて7分待ちます。その後バンドエイドを取り外します。取り外した直後に肌が赤くなっていたら下戸です。今後一切アルコールは摂取しないようにしましょう。
赤くなっていない人はそのまま10分経過するのを待ちましょう。10分後にバンドエイドを貼っていた場所を見て、ほんのりでも赤くなて入ればアルコールに弱い人といえます。全く反応がなかった人はアルコール分解酵素の働きがきちんとしているので、「酒は百薬の長」の恩恵を受けることが出来ます。
終わりに
以上のパッチテストの結果をもって、アルコールを薬に帰られるかどうかを判断することが出来ます。とはいっても一つの指標であり、胃腸の働きが悪かったり、ストレスがあるような方はあまり摂取しない方が見の為です。更に、飲める体質が解ったからといって、飲みすぎは確実に肝臓を蝕み寿命を削ることになります。毎日飲む場合は絶対に量をセーブすると共に、休肝日を週に2日ほど設けるようにしましょう。たまに飲む場合には量を調節して肝臓などにダメージを残さないように心がけることが大事です。