痛み止めは痴呆のような症状を引き起こす

痛みを訴える人は多い

病院で一番流行っている科といえば、内科と整形です。内科は風邪や各種内蔵疾患など扱っているものが多岐に及ぶので混むのはしょうがないと思いますが、整形外科の場合は骨折や関節痛など、あまり扱っているものが多くないにも関わらずいつも混雑しています。

 

その整形外科がなぜ混雑するのかというと、痛みを訴える方があまりにも多いからです。関節や腰の痛みなど様々な場所の痛みを診てもらうために混雑しているのです。

 

なぜ痛むのか

いくつか理由はありますが、間違いなくいえるのが寿命が延びたからです。人間長く生きた時に、一番早くガタがくる場所というのは関節や骨なのです。よって、関節痛などの痛みは長く生きた人に付いてくるものと考えた方がよさそうです。

 

更に考えられるのが運動不足による筋力低下です。筋力が低下すると関節の負担が増えるので関節痛を引き起こしやすくなります。現代は車という便利な乗り物があり、それ故自分の足で動かなくても移動することが出来ます。更に、関節痛があれば動きたくなくなるので、筋力がまたまた低下してしまうという悪循環を繰り返してしまいます。

 

痛みに対する病院の治療

白衣を着た医師が痛みを訴える70代以降の老人に施す治療といえば

①貼り薬

②痛み止め

ヒアルロン酸やプラセンタなどの注射・ブロック注射

④手術

という方法がメインです。まずは貼り薬&痛み止めで様子をみながら、段々と痛み止めの種類やグレードを上げていき、その後注射を試し、最後に手術という方法に行きつきます。

 

問題なのは薬と手術

一番問題なのはタイトルにもある薬です。最初は単純な消炎鎮痛剤的な薬なのですが、それが効かないとなると、筋弛緩剤や脳神経をボケさせる癲癇の薬などが処方され始めます。リリカやテグレトールといった薬がそれに相当するのですが、これら薬は脳神経に対して大きな作用を与え、老人が服用すると自力で排便困難になったり、一日中寝ていたり、立って歩くことが出来なくなったなど、身体状態を悪化させます。更にそれだけではなく、痴呆のような他人や自分の行動を理解出来ないという状態に陥ることもあります。

 

私の知り合いにも三叉神経痛を患ったおばあちゃんがいるのですが、ハッキリとした聡明な方にも関わらず、ある日急に痴呆のような症状になってしまい、会話は出来なくなるし、食事も自分で食べられなくなるといった症状を発症してしまいました。最初は痴呆になってしまったのだと思っていたのですが、おかしいと思ったので、親族の方に「何か新しい薬を飲み始めませんでしたか?」と聞いたところ、抗てんかん薬のテグレトールを飲み始めたといいます。

 

親族に痴呆症状はそれが原因かもしれないと伝えると、主治医の方にその旨伝え、すぐに薬を中止しました。すると、今までの痴呆症状が嘘だったかのように、昔の聡明だったおばあちゃんに戻ったのです。

 

 

薬の話は以上として、今度は手術のお話です。手術の何が怖いのかといいますと、失敗があまりにも多いのです。これは手術医の腕が未熟だというのもありますが、関節部位の手術というのは神経の塊の中にメスを入れるのと同じなので、神経を傷つけてしまう確率があまりにも高いのです。このようなデメリットがあるにも関わらず、医師は簡単に手術しましょうといいます。そして、神経を傷つけてしまい、下半身不随になってしまったり、首が上に持ち上げられなくなってしまったりなどの神経障害が引き起こされてしまいます。

 

これは全ての手術がそうなるというわけではありませんが、他の外科手術と比べて、はるかに神経障害というミスが引き起こされる可能性が高いのです。よって、よっぽどのことがない限り、関節部位の手術はお勧めできるものではありません。もしやるなら、超有名で実績のある先生にお願いするべきです。その辺の町医者でやるべき手術ではありません。