ひどい寝言や夢遊病は脳疾患の初期症状
寝言を言う人は多い
私自身も指摘を受けたことがありますが、寝言や歯ぎしり、寝相が悪い人というのは意外にも多いです。特に子供達というのはじっと寝ている子供の方が珍しいというほど寝相が悪い傾向にあります。
全ての寝言・寝相が危険なのか
全ての寝言や寝相が悪いのが脳疾患の原因かというとそうではありません。特に25歳以下の脳神経が不安定な時というのは、誰もが寝言や寝相が悪い状態となるために、脳疾患とは何ら関係ありません。よって、若い人々の寝言や寝相の悪さ、夢遊病などはあまり深刻に考える必要はないようです。
どのような寝言・寝相が悪いのか
それはレム睡眠といって眠りが浅い時に見る「夢」の内容を、そのまま現実の世界でもやってしまうという傾向にあり、50代以降の年齢であるといった場合に、脳疾患の前兆である可能性が高まります。
通常の健康な人であれば、例え鮮明な夢を見たとしても体や声として発することは少なくあっても少しである場合が多いようです。しかし、病的である「RBD(レム睡眠行動障害)」では、まるで起きているかのように鮮明な言葉を発したり、力強く体を動かすなどの傾向があるようです。海外では隣で就寝している妻の首を絞め、殺してしまったという事件も起きています。
RBDを引き起こす要因
脳が脆弱になってくると引き起こされるとされています。認知症など脳疾患の多くは、脳の機能が低下して脆弱になることにより発症します。よって、その一歩手前あたりで脳の機能が弱くなった時に、RBDという形で体に表れるのです。
RBDは
・ストレス
・飲酒
・脳の老化
・脳の未発達(25歳以下)
などが要因になります。
改善法
脳の機能を完全に元に戻すという治療法はありまえん。しかし、そのままにしておくと夢遊病のような症状になり、隣で寝ている人を傷つけてしまったり、そのまま戸外に出て事故に巻き込まれたりしてしまうので、きちんと治す必要があります。
治療としては病院にて診断してもらい、主に脳の興奮性を緩和させるという方法を用います。脳の興奮性を緩和させると、レム睡眠時に脳が興奮することがなくなるので、RBDを抑制させることができます。