寝相と肩こりの関係性

寝相は肩こりの原因になる

寝相が悪いと肩こりの原因になります。何故かというと、寝ている時というのは体重が常に一か所にかかり続けるということと、更に体を動かさない為に血流が著しく悪化しまうということによります。このようなことが原因となり、肩や腰など筋肉の凝りが引き起こされやすい場所が影響を受けるのです。

 

肩こりの原因となりやすい寝相とは

肩こりの原因となりやすい寝相、それは横寝です。肩を下にして横向きになって寝るという格好ですが、この寝相が肩こりの原因になります。何故かというと、肩を下にして寝てしまうために首や肩周辺が圧迫されてしまい血流が著しく悪化するためです。よく、正座していると足がしびれることがありますが、この場合のしびれも肩同様、足先端への血流が悪化することや、体重が一点に集中するために神経が圧迫されるということが原因となっています。横を向いて寝てしまうと、正に肩にも同じようなことが引き起こされ血流障害や神経圧迫により凝りが引き起こされるのです。

 

寝る時は上向きがいい

という理由から眠る時は上を向いて眠るのがいいとされています。しかし、上ばかり向いて寝ていると背中の血流が悪化してしまうことから、適当に寝返りをうちつつ、基本的には上を向いて眠るということが肩こり防止に繋がります。

 

とはいっても、寝ている時は無意

横向きはダメ、上向きはいいといっても、寝ている時というのは無意識なので自分の意識ではどうしようもありません。なので、なるべく意識のある時だけでも上を向いて寝付くように心がけます。この意識が寝ている時にも働き、それほど横を向いて眠らなくなるのです。

 

横向きに寝てしまうのは精神が乱れている可能性がある

横向きに寝てしまうのは精神的に不安定であるというデータがあるようです。横になる時というのは何となく布団を抱いてみたり、体を丸めて身を守るような体制になることがあります。これらの体制をとってしまう時というのは、何かから身を守っている、もしくは安心感を得ようとしているという潜在意識があるのです。また、それ以外人も胃腸に不安を抱えている方というのは、横向きになり胃腸を守ったり、消化を助けたりということを自然と行っているというデータもあります。横になり体を丸めると胃腸にかかる圧力が低下し、結果として楽になるということを無意識のうちに行っているのです。

 

悪いところがあれば治す

以上のことから、精神的に不安定であったり、胃腸が不安定であったりが根底にあり、肩こりも付随しているのであれば、知らず知らずにうちに横寝が常習化してしまっている可能性があります。よって、弱いところをしっかりと改善させながら、横向きに眠るという習慣を併せて改善していくということを行うと、肩こりの悩みが改善されるかもしれません。

 

もちろん、その他にも原因がある

以上の横向きに眠ることと肩こりの関係性については、あくまでも可能性があるというだけであり、全ての方の肩こりの原因が横向きに寝ていることが原因という訳ではありません。

 

一般的に多い原因としては

・貧血

・運動不足

・精神不安定

・胃腸が弱い

・ストレス過多

・各種慢性病、内臓疾患

・冷え

・姿勢が悪い

・視力悪化

・ひどい便秘

・風邪などの感染症

・老化

・体質虚弱

などが複雑に絡み合い発生していることが多いようです。特に体質虚弱にストレスが加わり発症していることが多くなっています。

 

改善には根本原因を改善すること

改善としてマッサージを行ったり、ストレッチを行ったりといったことは非常に有効なことですが、同時に根本原因を見抜いて改善するということも行わなければなりません。ちょっと難しいですが、根気強く自分の生活を見つめ直していくと、そのうち原因が見えてきます。