株価予想コンセンサスについて

いきなりですが「株価予想コンセンサス」ってご存知ですか?有料だと日経新聞電子版、無料だとIFIS株予想というサイトが行っている、アナリストによる株価予想です。

 

アナリストとは言ってみれば株予想のプロであり、我々素人とは比べものにならないほどの知識や情報を有しており、よって予想の方も信用できるものであると判断出来ます。

 

しかし、実際には思惑通り株価が推移する確率はというと、それほど高いものではないというのが私の印象です。株価というものは思惑が異なる人々が、考えを交えないで変動させているものなので、予想を当てるということの方が難しいといえます。

 

とはいっても、数多くのアナリストが株価の予想をし、仕手筋やニュースなどの影響がなく、ある程度安定している銘柄であればコンセンサス通りに株価が推移していくことが多くなります。

 

コンセンサス予想が一番効力を発揮する時というのは、業績発表の時です。よく、業績発表が全てプラスでかなりいい線いっているのに株価が下がる時があります。このような時というのは、大概コンセンサス予想を下回っている業績発表がなされている時です。所謂ネガティブ決算というもので、保守的な日本企業が取りがちな業績発表です。

逆に、予め発表されているアナリストによるコンセンサス業績予想に対して、大幅に良い業績を発表する企業もあります。これはアナリスト及びトレーダーに対してポジティブサプライズとなり、株価が跳ね上がる要因になります。証券会社などもアナリストコンセンサスによって株価予想をしていますので、ポジティブサプライズの情報が入ると買いに走るので株価を上昇させます。

 

実際に私自身もコンセンサス予想を活用しており、上昇している株の売り時を判断する材料としています。

 

今現在保有しているレオパレス21のコンセンサス株価が「617円」となっており、現在価格が598円なので、売り時はそろそろかなと思っています。本来ならば2/3ほど売り、その後は空売りをしながら利を確保し、押し目になったら買戻し現物の購入をするというポジション構成が理想ですが、まだまだ現金が少ないので600円を超えたら一旦全部(2000株)売却し、押し目と判断したところで2000株程度購入するという感じになるのかなと思っています