アメリカ量的緩和と株価の関連性

アメリカの量的緩和とは、市場に流通するお金の量を強制的に増やして、間接的に景気回復を促すという方法をいいます。アメリカはその景気回復方法を今まで3度に渡って行っており、現在3回目の量的緩和が終ろうとしています。

 

現在の株価暴落は、その量的緩和によって引き起こされているとされています。私自身は量的緩和の終了にしては早いので、ただの調整かと思っていましたが、どうも量的緩和による下げで、すでにその下げも終わりを迎えつつあるとされているようです。

 

現在、アメリカの景気は良好であり、もはや量的緩和は必要ないとされていますが、やはり終了となると投資家心理はナイーブとなるようで、相次いで株を売って国債を買うという動きが高まっているようです。

 

とはいっても、国債というのは金利がアレであり、物足りなくなった投資家が再び株式市場に戻ってくると思われます。しかし、それは株式市場に魅力があるとされた時であり、今現在はQE3終了に伴う混乱が懐疑心をもたらしているので、完全回復にはもう少し時間がかかりそうです。

 

日本株式市場はここ数日アメリカに準じてずっと下げ続けていましたが、本日反発しました。市場では「これから上昇に転じる」という声も上がっていますが、まだ10月も中盤であり(QE3は今月いっぱい)、アナリストの間では1450円台が反発のラインとの見方が強まっており、まだまだ上昇に転じるというのは早合点のような感じがします。

 

というのは、アメリカ市場や世界市場がまだまだ不安定であり、気持のいい上昇ではないからです。とはいっても、このまま上昇に転じることも十分にありますし、アメリカ市場を反映して下げることも考えられます。

 

いずれにしても、手放しで景気の反転を信じられる状況ではないということです。

 

本日私のトレードとしては、寄付きでSBSHDを1000株買い、午場に上がりが悪いので全株売却しました。そして、全ての銘柄が上げている中、逆に悪材料もないのに下げているバンナムを500株買いそのまま持越しです。

 

バンナムは明日上げることを予想して買ったので、上げたら売却する予定です。本命はコンテックとTOWA、鴻池です。業績もよくPER、PBRが低くお買い得な銘柄なので、市場全体の上げを確認できたら、コンテック500株、TOWA1000株、鴻池300株ほどを購入する予定です。

 

継続しているパピレスはそのままホールドです。

 

日本株式市場、大幅な上げなどいりません。小幅でいいから継続的な上げを希望します。