スリー・ディー・マトリックスという怪しさ満点の企業を買う

日経が強くジャスダック、マザーズが極端に弱いという相場となった今日の日本株式市場です。トヨタやファーストリテ、トヨタなどの大型株が堅調だった他、エボラ関連が再び沸騰となった反面、エナリスや田淵電気、サニックスなどの再生可能エネ関連が軟調で更にメディアドウなど材料ナシに下げている銘柄も目立ちました。

 

このように、今日は明暗がハッキリと別れるという本来?の相場らしい相場になったという印象を受けました。昨日までは下げる日は全部下げる。上げる日は全部上げるという何を買っても同じといった日々が続いていましたが、今日から材料別に上げ下げがあるというように変わってきています。

 

そんな中、昨日散々期待していた日立ハイテク軟調・・・とはいっても3%前後上げましたが、何となく期待外れのような上げだったのです寄りで売却し、タイトルにあるスリー・ディー・マトリックスという怪しさ満点の株を買いました。

 

日立ハイテクを手放したことについては時期尚早であり、今から本格的な上昇が期待される銘柄であることに間違いありません。しかし、その上昇よりもスリー・ディー・マトリックスという怪しさ満点の銘柄に魅力があったということです。現金があれば両方持つのですが、ない為に日立ハイテクを売却した次第です。

 

スリー・ディー・マトリックスという企業は止血剤を製造販売する業者ですが、販売して利益を生むという実績がほとんどなく、まだ国の承認待ちという状態です。発想は素晴らしくペプチドによって傷口の早期回復を促し、肉芽の再生能力を引き上げるという点を理解することはできますが、実際の効果については未知数です。

 

現時点でこのような状態なので、現在の株かは全て『思惑」によって買われている状態といえます。いわば雲をつかむような感じでこの先どっちに転ぶか分からないという銘柄です。そのような観点から「怪しさ満点」という表現を使っているのですが、テクニカル的に「今が底」という見方も出来ることから買った次第です。

 

他にもこの株のチャートを見れば分かりますが、上下が非常に激しく一旦上げ始めるととことんまで上昇し、下げ始めると地獄の底まで下げるという非常に分かりやすい動きをしているのが分かります。時価総額783億円あるということから、個人投資家達だけの思惑で上下しているとは思えません。このことからファンドなども注目しているということであり、それほどギャンブル的な銘柄ではなく、ある程度信用できるのかな?とも思えます。

 

四季報業績予想についても、今年度締め(15年4月)で一気にプラス転換しており、今から一気に拡販するということが分かります。まさかこれが嘘だとは思えないので、恐らく年内までに商品販売が承認され、販売が拡大する見通しが強まっているのだと思われます。

 

今年12月のIRにて好業績が発表されるのは微妙なところなので、今日の材料だけで4000円を突破するとは思えませんが、国内承認という材料が出て、更に12月の業績発表にて好業績が発表されれば間違いなく5000円を突破してくると思います。

 

どうなるか分かりませんが、少しの間ホールドし様子を伺いたいと思っています。