コンテックの営業キャッシュフロー減額が気になる

今日は波が非常に大きく、トレーダーの方々は四苦八苦した一日になったようです。SQ明けでしかも金曜日ということもあり、何となくハッキリしない地合いを象徴したような株価推移となっています。

 

とはいっても、崩れないのが今の日本株の強さです。普通であればここまでチャートの高騰が続いていれば、調整による下落が見られてもいいと思うのですが、潤沢な資金が流入しているという強みからか、利益確定売りに走る投資家が少ないという印象を受けます。

 

そんな中、今日は長期ホールド目線で買ったコンテックの財務について見ていたのですが、一つ気になることが発覚しました。なんと肝心要の営業キャッシュフローが大きく減額しているのです。私は企業を診る時に業績よりもキャッシュフローを重視しており、これが安定して伸びている企業を選ぶようにしています。

 

コンテックの営業キャッシュフローを見ると、25年度が+983、830であるのに対し、26年度はー99,359となっています。内訳をみると売掛金棚卸資産が減額しており、取引先より代金の回収が滞っていることを意味します。これに関しては、今から回収できるということで下期にキャッシュフローが伸びることが予想できるのでネガティブ視していないのですが、それよりも固定資産売却損益と有価証券売却損益、為替差損益が△となっており、そのマイナスが大きく響いているようです。

 

計算書を見ると△は益となっているので、売却によって利益を得ていると思うのですが、営業キャッシュフロー計算書内ではマイナス要因となっています。この矛盾がよくわからないのですが、現金を減らしているということは恐らく売却によって損をしているのだと思われます。(誰か意味が分かる人教えて下さい)

 

このネガティブ材料が気になっています。いずれにしても通期で営業キャッシュフローが伸びていれば問題ないのですが、詳細が分からない素人投資家なのでこの辺がとても気になります。

 

この点ではプレサンスも前年よりも下げており、同様の感覚を持っていますが、単純に消費増税の影響で減額されているだけなのかな?とも思っています。

 

もう少しファイナンスについて勉強しなければ・・・と思っている今日この頃です。

 

 

 

今調べて上記の理由が分かりました。固定資産や有価証券を売却すると、一旦営業キャッシュフローにてマイナスが付き、その利益分を投資キャッシュフローにプラスさせれるということです。そのようなからくりがあるので、例え投資や土地の売却によって利益を出したとしても、それが営業キャッシュを減額させる要因になり、ネガティブ視される材料となることもあるようです。しかし、実際にはキャッシュが増えている状態なので現金残高が増えていれば問題ないことが多いようです。

 

まとめると、売掛金の回収不足や為替差益によるマイナスというネガティブ材料があるものの、全体的にはキャッシュは増えており問題ないという結論に至りました。成長は続けているとみなすことが出来ます。