180日移動平均線の利用法

週末になるに従い確実に調整の地合いを見せつつある日本株式市場です。衆議院の解散などが発表されたので、その辺のざわつきに対し投資家が様子見している証だと思われます。

 

そんな中、今日は180日平均線について勉強してみました。普通移動平均線というと5日、25日、50日くらいを使う方が多いかと思いますが、長期投資をする場合でも短期投資をする場合でも180日移動平均線を利用するようにするとチャート攻略に役立ちます。

 

どのように役立ているのかというと、長期トレンドが上向き(180日腺)の場合、180日千を境にチャートが反転することが多くなります。調子がいい時は180日腺からかい離し上放たれるものの、調整に入り下落に転じるのが普通のチャートです。その下落に転じた時に上向きトレンドだと180日線にタッチし反転します。アウトソーシング株などはそのいい例であり、毎回180日腺でバウンドしています。

 

次に持合いチャートです。上昇でも下降でもなく、平行線を保っているチャートをいいます。例にとりますと、現在のソフトバンク株などがそれに当たります。このような銘柄は180日線を境におおよそ15~20%で反転することが多くなります。ソフトバンクの場合は180日線が7500円ラインとして15%で反転すると考えると、下限6375円上限8625円で反転することが分かります。もちろん100%この金額で反転する訳ではないので地合いなどを考慮しながら売買することが望まれます。

 

最後に長期トレンドが下降トレンドの場合です。この場合は地合いにもよりますが、上昇トレンドと全くの逆になります。180日腺を上限として下にバウンドします。カワチ薬品の年足チャートをみると見事に180日線を境に下降に転じているのが分かります。

 

以上のように、180日腺はおおよそですが、チャートで株価を判断する上で参考になります。もちろん、沸騰銘柄などは移動平均線など全く参考になりませんが、それでも大きな波として1~2年スパンでチャートを見ると180日腺ルールに従っている銘柄が多くなります。

 

私は今のところ株価の推移を判断する材料としてはファンダメンタルと地合いを有力視していますが、株は過熱感、割安感により反転するということを常としています。よく、材料によって大きく下落するもその後反発するのはその為です。よって、チャートを見ながら過熱感、割安感を判断し、それにより売買するという方法を身に付けることがより利益をもたらしてくれると信じています。

 

とはいっても、あまり頻繁に売買すると手数料貧乏になることもあるので、その辺を注意しながら売買していくつもりです。(180日腺にて決める場合はそれほど頻繁な売買になりませんが)