短期投資と長期投資どっちが儲かるのか

最近ふと思うことがあります。短期投資と長期投資、10年位延べてみたらどっちが儲かっているのかということです。もちろん実力の差はあると思うので、同一人物がどちらかを選択して10年間投資し続けた結果に対しての儲け率の差で判断します。

 

長期投資の場合は失敗が少なく安全でいいといわれていますが果たしてそうでしょうか。あるデータによると日本株式への10年投資によって得られる収益率は平成6~15年の場合は0.39%、平成16~25年の場合は7.28%という数位が出ています。これを金額にすると1000万円運用して0.39%では39万円の利益。7.28%では72、8万円の利益ということになります。

 

以上の数字だけをみると、長期投資しょっぼいな~と思う方が殆どだと思います。しかし、これはあくまでも日経平均株価によるキャピタルゲインをいいます。

 

一般的に長期投資で利益を上げている方の多くは、運用資金が莫大でそれによる利益増大。もしくは割安新興銘柄に投資して急成長による利益率の急上昇を狙うというケースが多いのではないでしょうか。よって、長期投資はしょぼいというのは早計であり、やり方によっては莫大な利益をもたらすことが考えられます。

 

デメリットとしては、不景気の時はそれほど利が得られないことと、買うタイミング(大不況前に買ってしまうなど)によっては大損をしてしまうことがあるということです。更に一度買うとその後放置となるので、自分の力で儲けているという実感が少なく株の世界から遠ざかり気味になり相場観が鈍ることがあるなどです。

 

次に短期投資の場合は、トレンドとして右肩上がりの銘柄を選定し、押し目を利用して売買するという投資方法です。この場合はうまくいくことを前提に考えると、長期に渡って投資するよりも多くの利益を得ることが可能になります。

 

デメリットとしては、売買のタイミングが非常に難しいことと、場合によっては高値掴みになることもあり思わぬ損害を被ることもあるということです。また、どうしても加熱しがちな銘柄に飛び付いてしまうという傾向が強くなるので、銘柄選びが短絡的になり損を重ねてしまうことも考えられます。

 

 

以上の考えを元にまとめると、どちらの投資方法もやり方によっては甲乙つけがたい投資方法であり、メリットもデメリットも同じくらい存在します。効率的な投資方法としては、資金が潤沢にある(5千万以上)のならば、ファンダメンタルが優良な特定の大型株(2~3銘柄)をスイングトレードしながら利を得るという方法が第一選択として挙げられ、資金が少ない場合は(1千万以下)小型割安優良銘柄をスイング、又は中長期投資するもしくは、その時期に話題性の高い銘柄に集中投資するという方法がいいのでは?と思います。

 

私自身は現在小型割安優良銘柄にスイング、中期投資という方向でトレードしていますが、まだ日が浅い(始めてから4か月程度)の為にいまいち手ごたえを感じていません。まだまだへたくそでそれほど利を得ることが出来ていませんが、毎日どのようにトレードすれば利を得ることが出来るのかということをしっかり考え、日々一歩ずつうまくなれればいいなと思っています。

 

来年度中には資金を倍にすることを目標に頑張りたいと思います。