四季報熟読中

日経が続落するなか、先週末に届いた四季報を熟読しています。四季報を見ていて思ったのが、「まだまだ掘り出し銘柄がある」ということです。割安で発展途上、でも業績がよく将来性も期待できるという銘柄が多数見つかっています。

 

そして思ったのが、四季報秋号で目を付けていた銘柄と被ることがあまりないということです。これが何を意味するのかというと

①業績に魅力がなくなった

②すでに割安ではなくなった

ということです。秋号で業績や先行きに魅力がありチェックしていたものの、新春号では業績先行きに手詰まり感があり魅力が半減しているのです。会社発表が過少ということも考えられますが、過少、過大かは素人には判別できません。あくまでも四季報予想に則って判断するので、業績先細りとなっている企業には投資することはありません。JCUなどもよかったのですが、新春号での業績予想が先細りとなっているので買い銘柄から外しました。

 

②のすでに割安ではなくなった銘柄というのは、秋号から急成長した銘柄を指します。これもJCUを引き合いに出しますが、急伸した銘柄というのはどうも買いにくいですよね。まだ割安感はありますが、チャート的に買いたくなるような銘柄ではありません。

 

新春号で新しく見つけた銘柄も同じであり、割安で成長が見込まれる銘柄でも、チャート的に買いでなければ買い銘柄ではありません。とはいっても、押し目待ちに押し目なしという言葉がある通り、急伸中の銘柄には押し目が無いことは多いものです。よって、これから先も急伸するのかどうかを見極める目も必要になります。しかし、基本的にはリスクが大きいのは順張りであり、リスクが少ないのは逆張りとされているので、リスク分析もしっかり行った上で買い銘柄を選択する必要があります。

 

そんな四季報を熟読していた本日ですが、絶賛急伸中であるケアサービスを売却しました。なぜ売ったかというと仕手筋(個人)のような動きをする局面があったからです。昼休み中に成り買いを多く入れ、即指値売りをするような妙な動きがあったので保有株すべてを売却しました。とはいっても長期保有目的で買った銘柄なので、折を見て買い戻そうと思っています。老人ケア銘柄はケアサービスに限らず物色が活発になっており、チャームケアも復活してきましたし、メッセージやサンライフといった銘柄も沸騰してきています。沸騰には暴落がセットになっているので、少しの間触らない方がいいと私は思っています。

 

その他、ニチリンは暴落、NSW、ダイト、ネクステージは日系に習って微落となりました。元気がよかったのがみんなのウェディングです。業績がよく押し目なので強かったのかなと思っています。四季報ではよく見たら「減額」となっていますが、それは実態がない挙式問題によるものなのかな?と考えています。業績自体は絶好調なので、責任をとって辞任していることを踏まえるとそれほどのデメリットにはならないと考えています。

 

これからの日経は「原油安世界ショック」に準ずると思われます。世界が大恐慌に突入すれば日本も同じようになることも考えられます。実際には原油安によって悪化する企業もあれば恩恵を受ける企業もあるので、それほど長続きしないのかなと思っていますが、こればかりは先が読めません。先が読めない時はポジションを減らして様子を見るというのが私のスタンスなので、半分程度に減らし様子を見ているところです。