電力自由化関連株を買ってみた

利益確定売りと官制相場による底堅い動きとの狭間を揺れ動いている日本株式市場です。今後は利益確定売りによる下げが目立つ銘柄と、底堅く上げていく銘柄とに二分されると思われます。その辺を見極めながら投資して行くように努めなければなりません。

 

そんな中、本日は先日大半の株を売り様子をみていたのですが、後場

・ダイヘン

大崎電気工業

を買いました。全く以てポジポジ病な私ですが、この両銘柄は前々から要監視しており、ダイヘンはやっと押し目になった(とはいってもあまり下げてはいないが・・・)ことで購入し、大崎電気工業に関しては上げ気運が増してきたことを確認したので購入した次第です。

 

これら銘柄を買った理由はタイトルにある「電力自由化」銘柄だからです。

 

現在は独占事業となっている電気事業ですが、来期2016年度より自由化されます。すでにソフトバンクなどが参加を表明しています。

 

その他参加するとされている企業としては

東京ガス

王子ホールディングス

・エナリス

・省電社

などがあります。

 

また、発電施設関連にも物色が及ぶと思います。主な銘柄として

三菱重工業

・日立

東芝

富士電機

三菱電機

川崎重工業

などがあります。

 

そして、私が今日から投資している銘柄として電力設備・機器関連があります。

大崎電気スマートメーター

・ダイヘン(小型変圧器)

明電舎(電力変換装置)

三菱電機富士電機(電力量計)

 

この中からなぜ大崎電気とダイヘンを買ったのかというと、時価総額が小さいので株価に反映されやすいことと、業績良好なのにも関わらず株価が割安だからという点からです。

 

両企業共に電力自由化という波がなくとも業績良好であり、更にそこにプラスして電力自由化の波により需要が増えれば大きく業績が伸びることが予想できます。

 

割安度に関してはダイヘンの方が勝っており、ロボット溶接機械が想定以上の伸びを見せていることや電力自由化により更に割安度が増すと考えています。現在はPER16・PBR1.42ですが、来年度末の一株益が49円として計算し、PER20倍で株価を算出すると株価は980円になります。PER20倍は同業種でみると高い数字ですが、この程度まで全体的に引き上がるのでは?という私の予想値です。

 

大崎電気は現在PER7.53、PBR0.95という超割安な数字となっていますが、今期は子会社売却による利益による一過性のものなのであてになるものではありません。売却益抜きに計算するとPER21程度になるので決して割安な数値ではなくなりますが、電力量計で首位ということや日立と業務提携をしているという優位性を考え、更にスマートメーター変更や電力自由化による需要増を考えると買いだと思います。

 

また、現在のPER・PBRが割安となっていることによる呼び水効果もあると愚考しています。

 

両企業とも、営業キャッシュフローROAの伸び、決算短信を見る限り問題はなく、上記による需要増の懸念となる材料は見当たりません。

 

後はファンドや個人がどれだけ注目するかにかかっていると思います。こんなことを書いていますがすでに両企業共に物色されており、特に去年10月の暴落からの沸騰は目を見張るものがありました。ダイヘンに関してはその沸騰による一段落があってから再沸騰をみせており、今後はどの沸騰による調整があるのかないのかが気になるところです。

 

よって、大崎電気に関してはチャート的にあまり気にしてないのですが、ダイヘンに関しては少し調整することも考えられるのでその時々にあったトレードをしていかなければと思っています。