トヨタが水素にこだわる理由とは
引き続き小型銘柄がにぎわっている日本株式市場です。一区切り目標株価に届いたら一段落するのは株の特徴であり、一旦2万円にタッチしたことによりもう少し調整が続くのかなと思います。今日ダウが下げれば明日のVIXが賑わいそうな気がしますね。
そんな中トヨタがなぜ電気自動車(EV)を開発しないで水素(FCV)にこだわるのかについて推測してみました。ハッキリいってトヨタほどの開発力があるならば、EV作った方がいいのにと思いませんか?実際には着手していてコムスなどの小型車が作られているようですが、メインではないという印象を受けます。
では何故でしょう。答えは車が車ではなくなってしまうことを懸念しているのではないかと思われます。100%EVだとエンジンも燃焼も必要ありません。電池とタイヤ、ボディーだけがあればいいという家電になってしまいます。自動運転などが加われば、もはや本当に車ではなく移動可能な家電という扱いになるのです。
ここで車社会は大きく変換し、車の形なども大きく変わって行く事でしょう。現在自動運転などに用いられているのは白線などのセンターラインですが、未来はもっと確実性のある例えば道路にワイヤーや銅線などを埋め込み、この情報を読み取ったり充電したりして運転を制御します。巨大インフラが必要になりますが、そのような方向性に進むのでは?と推測できます。
以上、抗うことのできない強大な波に対して、トヨタは生き残るために独自の道を切り開いているのだと思います。
トヨタは更に空を飛べる車を開発していますが、これも以上の理由から開発に力を入れていると考えられます。
まとめると、自動車は完全にEVへと舵を取り、自動車メーカーはトヨタのように独自の方向性を見出すのか、それとも電気自動車へと舵を切るのかということを選択することになります。
よって、銘柄としては電気自動車関連銘柄
・戸田工業
・メック
・東芝
・富士電機
・安川電気
・ニチコン
・黒田精工
・タムラ製作所
・明電舎
・各種電池開発メーカー(古河電池・住友鉱山・三菱ケミカル・日本マイクロ・ユアサ・日立・ソニー・積水化学など)
自動運転
・北陸電気
・日本無線
・ケンウッド
・アイサン
・ネクス
・アートスパーク
・セック
・日本電計
・萩原電気
・富士エレ
などが注目されていますが、何度も物色されており、更に方向性がいまいち定まらないということがあることから、どれを買っていいか悩むところではありますね。
メック、パナソニック、東芝、日本電計、タムラ製作所などは下値が硬く持っていてもいいのかなと思います。ZMPの上場もありますので、日本電計あたりはそろそろ買いなのかなと個人的に思ってます。(東芝は経理の問題が片付くまでは買えません)