デイトレの利点とは

今日は日経360円の下げという大幅調整の一日となりました。このところずっと上げ続けていたので良いガス抜きになったのではないでしょうか。

 

下げ材料としては

・トレンドのガス抜き

・ダウの元気のなさ

ギリシャ問題

・安保法案反対の動き

・中国の大ブレーキ

・メジャーSQ

などの地合いが影響していると考えます。

 

このような大幅な下げトレンドがある時というのはデイトレが威力を発揮しますね。長期トレード時の一時的な下げであれば無視していいと思うのですが、スイングトレードなどをしている方の場合は、このような下げ時に機敏に売り買いするデイトレの方が圧倒的に利率がよくなることがあります。

 

とはいっても、デイトレにもデメリットがあり、闇雲に銘柄をチョイスしていたのでは大負けするだけになるのでご注意を。

 

ではデイトレを行う際にどのようなことに注意すればならないのでしょうか。一般的にいわれているのが

・銘柄はなるべく値動きを読みやすいテーマ株に絞ること

・銘柄の癖を見抜くこと

・テーマの軽重を把握すること(薄っぺらい材料か長続きする材料か)

・テーマ全体の銘柄の値動きを把握する

・貸借の変化や信用規制などを把握する

出来高の変化を把握する(買い方は出来高減少に注意)

・しこり玉の有無

・チャート分析(癖や窓など)

・徹底的な材料分析、裏付け

などを行いつつ

・板読み(特に歩み値にて大口の動きを注視する)

・雰囲気や勘

などを研ぎ澄まし決めたらクリックするだけです。

 

特に大事なのは材料分析と銘柄の値動きの癖、場の雰囲気です。この3つが合致していないと確率が低下します。材料が特大でも少し前に同じような材料が出ている場合には反応が薄くなり沸騰は期待できません。材料による沸騰は一年以内に一度以上出たものに関しては市場の反応が悪く、思った以上に買われないという暗黙のルールがあります。よって、買い出動よりも売り出動の方がいいケースが多くなります。

 

材料分析に関しては徹底的にニュースや情報を先取りし即座に分析するという能力をつけることが大事です。株価はニュースで動くといっても過言ではありません。いち早くそのニュースを嗅ぎ取り、材料の大きさを判断し買えるかどうかが大事になります。

 

今のように相場がアゲアゲの時というのは、「こんなんで上げるの?」という程の薄っぺらい材料でも沸騰することがあります。このような時には買い出動として乗らずに、売り出動したほうがいいケースが多くなります。逆に特大材料の場合やそれほど大きな材料じゃなくても手あかが付いていない銘柄の場合は、果てしなくいつまでも沸騰するという傾向にあります。

 

逆に市場全体が下げトレンドの時というのは、行き場を失ったイナゴの群れが目を光らせて獲物を狙っています。よって、小型で沸騰しやすい新興銘柄に資金が集中し、その他は閑散としているという状況になります。このような時もまた、材料を得た銘柄は祭りになりやすくなるのでしっかりマークするようにします。

 

基本的にデイトレの場合は材料を期待して先回りするという手法は取りません。例えば新作ゲームが発表されるかも、や決算を期待して待ち伏せるという手法です。これらの手法は一か八かというギャンブル的要素が強く、勝てる時は大勝できますが、負ける時も多くなるということになります。ゲーム新作を待つという行為はデイトレではなく資金も拘束されるので、資金に余裕がある時に損してもいいという気構えで行うならいいでしょう。

 

上記のような待ち伏せ的な手法でなくても、決算などで好決算を発表した企業などは(割安度や人気度、業績の中身の吟味、地合いを考慮する)、その後も上げていく可能性が高くなるので、発表後にデイトレした方が圧倒的に勝率が高くなります。また、好決算なのにも関わらず未達やコンセンサスに届かないという理由で売り込まれるケースもあり、そのような場合は落ちついて押し目を確認した後に買うことで利を得ることができます。

 

いずれにしても、ギャンブル的要素が強い手法は用いるべきではありません。事前にしっかり値動きの裏付けを取り、確実性の高いものだけに投資するようにします。

 

このように、自分の中で分析し裏付けを取った後にトレードすることを徹底すれば、最初はその分析や裏付けに甘さがあり予想が外れることが多いかと思いますが、場数を重ねることにより、取捨選択能力の向上により勝率が向上していきます。

 

銘柄の選択方法は、先ほど記載したテーマ性の強い銘柄をその都度選択するという方法でもいいですが、なるべく負けたくないという場合は、銘柄を絞りその銘柄の値動きだけを日々見つめながらデイトレしていくという方法をおすすめします。この方法はデイトレよりもスイングの方が適していますがデイトレでもOKです。銘柄を選択する際はなるべく右肩上がりの銘柄を選ぶようにします。

 

そして、損きり、利食いラインをしっかり設定しある程度機械的に取引するということも大事になります。

 

私自身、デイトレにて大きな利を得ることが出来ていないのでこのようなデータが正しいかどうか分からないのですが、今まで必死こいて実践及び勉強したことをまとめてみました。恐らくですが、一年後この文章を見直した時に、違った見解をしていることと思います。臨機応変、いい方向に変わるのであればいくらでも変化していいと思います。