理化学研究所のニュースとシンフォニア
今朝、理化学研究所がIPS細胞を使った2例目の移植見送りというニュースが入ってきました。
ニュースによると、患者の細胞から作ったIPS細胞に複数の遺伝子異常がみつかり、中にはガン化する恐れのある細胞まで見つかったとのことで移植を見送ったとされています。
まだIPS細胞が見つかって間もないのでこのような事例はこれからも見つかることと思いますが、技術の進歩によって乗り越えてくれることと思います。
その技術の一端を担っているのがシンフォニアの自動光学式細胞除去装置です。
この装置はips細胞の培養段階にて遺伝子に異常のある細胞を自動的に除去するというものです。よって、これを用いることにより今回の理化学研究所の遺伝子異常発生率を軽減できるのではないかと思います。
この関わりを確かめたくシンフォニアのIRに問い合わせてみたのですが、自動光化学式細胞除去装置まだ研究段階であり実用化はされていないとのこと。今回の理化学研究所のニュースを受け取り、御社の技術は生かせるのか?という問いに対しては「もちろん生かせると思います」という前向きな返答を頂けました。
今回お話を伺ったIR担当者は自動工学式細胞除去装置に関しては素人だったので込み入った質問等は出来ませんでしたが、恐らく今年度中に実際に医療機関にて活躍するのではないかと思っています。
現段階では価格などの面から折り合いがついてなく、更に是正すべき点が多いとのことから医療機関への納入に関しては白紙との意見でしたが、グローバルに展開するとのことなので、医療的決済の早い他国にて先に利用されると思います。
いずれにしても、IPS元年となり様々な分野へと波及することが確実視されいますので、シンフォニアテクノロジーの活躍も期待することができます。
会社への利益及び、人類繁栄への割合がどの程度になるかですね。これが小さいと株価には反映されませんからね。