ギリシャショックは長続きするのか?

日本株式市場、ギリシャショックにより日経596円という大幅な下げとなりました。先物は7時半現在100+となっていますが、今日のダウ次第で明日も大荒れになることが考えられます。

 

そんなギリシャショックですが、どの程度株価に影響するのでしょうか。アナリストの間ではそれほど影響は深刻ではなく、逆にユーロ離脱でお荷物が引き離されたことによるメリットの方が大きいという見方もあるほどです。

 

私としては、デフォルトにて借金が帳消しになることによる他の国への影響の大きさによると思ってます。貸した金が戻ってこないという事態になるので、貸している金額如何にてその国の経済状況も悪化するということになります。現在影響が大きいとされているのがスペイン、イタリア、ポルトガル、韓国辺りです。

 

これら国への影響がどのくらいかによって世界経済への影響が変わってきます。背負った借金が莫大で新たなデフォルトが懸念されるような事態に発展すれば、それこそ世界同時株安をひきおこすような大混乱が起こると推測されますが、軽微なものであればほど影響はなく、何事もなかったかのようにまた上昇気流が続くでしょう。

 

いずれにしても、ここから先は全くの不透明であり、中国株の動向然り、ウクライナデフォルトもあり得るし、アメリカの利上げ等々様々な事象により総合的に動いていくと思った方がいいでしょう。

 

一ついえることは、日本の市場は非常に神経質で、ちょっとした懸念材料に敏感に反応するということです。よって、ある程度大きな不安材料が出た時には、それなりに身構えておいた方がいいということです。現在のように株価が過熱感を帯びている時というのは余計に調整を含めて下落することがあるので、あまり楽観視せず信用取引などでレバレッジをきかせている場合は注意した方がいいということになります。