好調な内需、原油安恩恵銘柄
ギリシャ、チャイナショックから神経質な値動きが続いている日本株式市場です。日本株が軟調なのは先ほどのギリシャと中国だけが要因ではなく、アメリカ市場が軟調なことも要因となっています。ダウ平均株価は5月中旬を境に下落の一途を辿っており、経済こそ落ち込んでいないものの、利上げの予想からかキャッシュポジションを増やす投資家が多くなっていることを反映しているようです。
そんな世界情勢を反映してか、日本株式市場では外部要因に左右されない内需株や原油安の恩恵を受けられる原油安恩恵銘柄に資金が集中しています。
主に
・ドラックストア
・調剤薬局
・その他小売業
・飲食業
・陸運業
・空輸業
・海運業
・電力会社
・製紙業者
などが賑わっています。特にドラックストアと電力会社は人気があり、東京電力などは割安ということもあり連日高値を更新しています。
これら銘柄の沸騰はいつまで続くのかということですが、当分続きそうですね。原油安が収束の予測がつかないことと、中国の景気が減速し続けていることなどを踏まえ考えると、他のテーマに投資家の目が行きにくいと予想するからです。
とはいっても、ドラックストアと電力会社に関しては過熱感が出てきており、近く利益確定売りが出ることが予想されることから、調整することは間違いありません。その調整が押し目となるのか、それとも続落のきっかけとなるのかは読み切れませんが、その辺が一つの節目となりマーケットの方向性が決まるのではないかと思ってます。
マーケットのルールとして「走り出した列車は止まらない」というのがあります。投資家の注目を浴び上がりだした株価はとことんまで行くということを意味していますが、恐らく内需、原油安銘柄はまだまだ沸騰を続けると私は予想しています。
割安な
・東京電力
・クオール
・薬王道
・キリン堂
・北陸電気
・G7HD
・鴻池運輸
・センコー
・HIS
・各種スーパーマーケット
などに妙味がありそうです。