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中国のバズーカーが痛すぎる

昨日に引き続き中国の利下げバズーカーが炸裂して日本株爆下げとなっています。「昨日やったばかりなのにもう!?」と、投資家からは驚きと落胆の声がこだましています。

 

しかし、切り下げの動きはこれで止まることはないでしょう。中国はこれまで自国通貨がアメリカドルに連動するような仕組みをとっていたのですが、ドル高が進行したことにより実効レートは一年間で10%も上昇していました。

 

これにより輸出が弱くなり内需が強くなるという経済バランス悪化を招いてしまいました。中国はアメリカのように輸出に強い国ではなく、内需活性に力を入れてきたので、バランス悪化が顕在化したという形となりました。

 

中国通貨は11日に2%12日に1.6%の切り下げを発表しているので一気に3.6%下げたということになります。この切り下げ幅が7%を超えると世界経済に大きなリバランスが起きて通貨戦争の引き金になるのはもちろん、中国と輸出入としての関わりが深い関連国経済にも悪影響を及ぼすと考えらえています。

 

当然、日本経済然りアメリカ経済然りであり、特に中国にものを輸出している企業にとっては打撃になると思われます。とはいっても、現在円安が進行しており、元が切り下がったとはいえそれほど大きな打撃になるとは思えないので、中国への輸出の割合によって影響が大きく異なることになると思います。

 

それよりも気になるのが中国経済が減速していることにより

・今まで中国経済の発展により大きな成長を遂げた企業

インバウンド関連銘柄

などへの悪影響が懸念されます。特にインバウンド銘柄などはもろに中国の恩恵を受けてきたので、すでにラオックスなどの銘柄に大きな売りが出ているようです。

 

今後ですが、中国は更なる切り下げを実施してくると思われます。経済が上向き株価が落ち着いてくれば実施しないと思われますが、恐らく中国不安が台頭している現在の状況では、外国人投資家が中国株は買わないと判断されますので、切り下げは順次実施していくと思われます。

 

アメリカの利上げですが、FRBは声明で中国の切り下げという小さな影響では変更はない、と断言しているので今のところ利上げは予定通り断行されると思いますが、こればかりは分かりませんね。ドル高がこれ以上進行すればアメリカの輸出関連企業に倒産の危険性が出てきます。よって、慎重に発動されることになるのは言うまでもありません。

 

日本経済の今後ですが、世界一神経質な相場といわれていますので、中国不安、アメリカの利下げという世界経済不安が台頭してくれば、調整色を強めるだろうと予想できます。とはいっても日本企業は軒並み元気なので、個別は物色して上げていくと思われるので、その辺の見極めさえしていけば勝てる相場は続くのではないかと思います。