補正予算期待で上がるゼネコン株

安倍政権がお盆明けに景気刺激策として補正予算案を組むという憶測からか、ゼネコン株が軒並み買われるという動きになっている日本株式市場です。このところずっと放置されてきた建設関連株なので、物色にも勢いがあるようです。

 

先々週あたりに内需の建設株の物色が続くと書きましたが、そのブームがまだまだ続くという見方がされています。

 

景気刺激策以外にも、物色されている背景としてあるのが

・中国の景気減速

・オリンピック

・ゼネコン全般の好業績

などです。中国の景気減速は鮮明になってきており、その為に機械関係、各種製造業などはこの先不透明であるといえることから、内需株が物色されています。オリンピックはもう目前に迫っており、これからインフラや競技場などの整備が続くので当然建設株が買われるという流れになります。最後に以上のような流れが業績UPという形となって表れてきており、正にこれから買われる銘柄という結論となります。

 

とはいっても、私の印象としては銘柄が多すぎるということもあり、それほど建設株全体が急上昇するということはないと思います。それなりに買われ上げていくことは十二分に考えられますが、投機筋の介入は皆無なのでストップ高連続ということはまずないでしょう。だから上昇が長続きするという考えもありますが。

 

私はこの流れから敢えて建設銘柄を外して「トスネット」という銘柄を買いました。トスネットは建設現場やイベントなどの警備や派遣を行っている企業です。オリンピックを踏まえて、更に業績の伸び、割安な株価などを加味して買いだと思い投資に踏み切りました。

 

すでに警備会社のセコムや綜合警備保障などは躍進しており、比較するととんでもなく割安であること、時価総額でも規模が伸びることが約束されているということを踏まえ考えるとよだれが出そうなほど魅力的な銘柄だといえます。