ボラ再び

米雇用統計が良好だったことから、利上げが現実となりそうな予感がしてきました。これにより、8月のようなセリクラまではいきませんが、ボラが激しくなってきた日本株式市場です。出来高も伴っていることから、ファンドなども本格的に動き出しているような気がします。

 

「相場は2度は同じことを織り込まない」といわれていますが、前回8月の下げは中国のバブル崩壊と捉えると、利上げによって下げることが考えられますが、前回の下げが利上げ思惑による下げであったのならば、まだ織り込んでいないといえます。

 

このような考えを元に相場を予想すると、何となくこのボラが不気味ですね。少し前にこのまま上昇気流で年内は行くのでは?といいましたが、2万円達成があまりにも早かったために、利上げと共に一旦調整に移るという考えの方が正しいのかなと思い始めています。

 

何となく私の予想では米の市場というのは素直で、利上げがあるなら株売って国債を買うという流れが加速するのではないかと思います。当然円安になるので日本株が買われそうな想像をしますが、日米の株価は連動するので、米株が売られれば日本株も売られるでしょう。

 

ということで、ここはキャッシュポジションを増やして一旦撤退した方がよさそうです。絶対に自信がある銘柄は保有数を減らして、ヘッジとしてインバースやVIXを買っておくべきです。

 

特にこのところ勢いよく上げていた小型銘柄は投げ売られる率が高いので、過熱感があり割高圏にある銘柄は注意した方がいいでしょう。

 

以上のような見方をしていますが、ある程度売られ調整が済み次第8月のようにリバウンドしますでしょうし、予想に反して年内2マン2千円くらいまで上げるかもしれません。いずれに転ぶか分かりませんが、その都度臨機応変に対応するという手腕が求められそうです。