プチバブルを感じると

このところ日経株価は好調で、2月12日に15000円をつけてから、今日まで約17000円に迫る勢いまで回復しつつあります。このようなプチバブル状態の時をどう捉えると正しいのでしょうか。

 

相場に答えなんかなったら誰でも勝ててしまうので、こうなるという確約はありませんが、長期的なトレンドと反動時期を見極めることである程度動きを見極めることができます。

 

株価は上がる時も下がる時も一直線に行くのではなく、所々に反動が生じまたトレンドに乗って動いていくという動きが基本になります。これは人間の心理によって生じる動きであり、下げ過ぎたら「ちょっと下げすぎなんじゃない?」ということで自律反動をすることによります。

 

今の日経株価のトレンドは下だと思います。これは色々な面から選さしなければなりませんが、中国経済の減速、それによる日本輸出企業の減速、米利上げによる新興国通貨安、ヨーロッパ景気減速、日本GDP下げ、消費税引き上げなどの悪材料があるものの、米景気上向き維持、原油価格上昇、バルチック指数反転などの好材料もあります。

 

これらを総合的に考え、トレンドの下げが続くのか、それとも十分に織り込んだのかということを判断しなければなりません。私自身相場歴が浅く何ともいえませんが、これを経験と思い予想してみると10年単位の時間軸で見るとまだ上げトレンドであると見ています。しかし、年単位でみると下げトレンドであるという予想をしています。恐らく一万円までは下げないと思いますが、9000円~20000円の半分下げで5500円下げ=14500程度の株価が下げ止まり株価になるのではないかという予想を今のところしています。

 

もう一つの予想としているのがダウに続いてこのまま上昇気流に乗ってしまうという予想です。目先押すところもあると思いますが、ダウ平均チャートを見ていると利上げは織り込み済みでこのまま上げていきそうな予感をさせます。今後段階的に利上げが行われていくとしても、すでに織り込んでおり、若干は影響が生じるかと思いますが、買われ続けることも予想できます。

 

また、日本ではオリンピックが開催されることから、そこに向かい最先端技術などのテーマが随時発表され物色されることにより市場が活性化して大きな下落は起きないという見方もできます。

 

以上、多少ヘッジをかけた考え方になりますが、下げても14500円、短期トレンドは下もあり得るけど、大きなトレンドとして考えると上向きであるというのが私の見方です。