デジタルディスラプターが経済を変える

デジタルディスラプターという言葉をご存じですか?私もつい最近知ったのですが、直訳すると「デジタルによって旧産業が破壊される」という意味になります。

 

その代表的な例として「ウーバー」があります。ウーバーは既存産業であるタクシーやハイヤー、自動車のレンタル、シェアなどを奪い破壊するという危険性を秘めています。何故かというと、手軽、早い、安い、便利という他にはない利点があるからに他なりません。そして今、このような手軽で且つ誰にでもすぐに処理することが出来る産業が注目されています。

 

注目されているのが不動産業界です。不動産業界はとても不透明で分かりにくく、専門の業者に一括で任せるというのが従来の姿です。しかし、今は変わり自分でスマホを使えば簡単に価格を調べることができ、しかも全国を一括して探している物件を探すことができるというような形態に生まれ変わりつつあります。

 

要するに、専門の不動産業者を頼らずに、自分で物件を探すことができるようになったのです。これまでも不動産サイトなどがありましが、不動産サイトなどでは取り扱っている物件のみしか検索することができず、しかも大部分は実際に来店し不動産業者によって見合う物件が紹介されるという業態となっていました。

 

このような変化により、より価格などに透明性が出ると共に、仲介手数料なども省くことができるようになることにより、価格が更に下がることが予想されます。今、人工知能+不動産=リアルエステート銘柄として、プロパティーA、エスクローE、リブセンスなどがあります。

 

このような流れは不動産業界だけではなく、ウーバーを始めとする配車業界(自動運転も台頭してくる)物品販売業(すでにamazonなどがあるが、これからは越境ECが本格化する)、企業コンサル、司法書士、投資顧問、弁護士、医師、薬剤師、エステティシャンなどなど、今まで専門職とされたものも、人工知能ビッグデータなどの台頭によりデジタル化へ変わっていくことも考えられます。

 

以上のような移り変わりは、投資においても重要な役割を果たしていくと考えられるので、しっかり目を見張りグロース&ファンダメンタル的な要素を加味しながら銘柄検索をしていきたいと思います。