コーヒーやビールは体にいいというが・・・

ニュースや新聞を見るとコーヒーを一日2杯以上飲むと寿命が延びるという記事や、ビールを毎日飲むとアルツハイマー病の予防に繋がるなどの記事を見ます。これら記事は本当なのでしょうか。

 

答えは「そのような統計がある」だけであり、人の体というのは個々それぞれ違うという前提を無視してはなりません。例えば、小さな子供にコーヒーやビールを飲ませたり、成人でも胃腸虚弱の方が無理やりに摂取し続けたりすると、逆に病気を作り出す原因になります。

 

このように、その人個人の体によって健康効果は異なるというのが本当であり、ランダムに選んだ100人に対して効果を見ると、そのうち10人だけに効果がある場合でも「効果アリ」というように発表されるために、情報を全て鵜呑みにするというのは間違いであるというのが結論となります。

 

健康食品やサプリメント然りで、マカは精力増強に効果アリ!という記事を見ても、全ての人に効果がある訳ではないということを肝に銘じるべきです。マカの場合は脳下垂体を刺激してホルモン分泌を促す作用があるため、ストレスを感じている方や神経過敏の方は下垂体が疲労してしまい、精力増強どころかホルモンの枯渇を招いて精力もですが体力が全体的に低下するという事態に発展することがあります。

 

よって、何か健康情報を見て自分に合っているかも!と思い試す時には、少量ずつ試して自分の体に合うかどうかを確認した上で慎重に継続していくことが大事になります。健康食品やサプリメントの場合には、即不快症状が出る場合と、1~2か月後に不快症状が出る場合とがあるので、その辺を目安に自分の体を観察していくようにします。

 

よく健康にいいと呼ばれる食べ物でも

・ニンジンジュース

・納豆

・ヨーグルト

酵素飲料

などは不快症状が出ることがあるので注意が必要です。ニンジンジュースは灰汁が強いので下痢する時はNGとなり、納豆にもアレルギーがあるので腹痛を伴う時はNG、ヨーグルトは胃腸にもたれるので胃腸虚弱、牛乳アレルギーの人はNG、酵素飲料は粘膜刺激が強いので下痢症の人はNGなど、それぞれ軽い不快症状を生じることがあるので、注意しながら続けるようにします。

 

いくら健康にいいとされているものでも、アレルギー症状を引き起こしたり下痢、腹痛を引き起こす時には、メリットよりもデメリットの方が勝るので、続けることは避けた方が無難です。