ツイッターの買い煽りは罪に問われるのか

ツイッタ-の銘柄買い煽りが問題になっています。時代に対して法律が追い付いていないというのが現状となっているため、明らかな風説の流布以外の単なる買い煽りについてはほとんど見過ごされているというのが現状のようです。

 

しかし、私自身有名なトレーダーはほぼフォローさせて頂いているのですが、中でも影響力のあるトレーダーがつぶやくと瞬間的に株価が沸騰するというのは当たり前となっていますし、その時の地合いに乗れば連続ストップや2倍値、3倍値まで行く場合も稀ではありません。

 

このような買い煽りは違法ではないのでしょうか?

 

実際の法律では

相場操縦行為

■ 株価を意図的に動かした場合

 相場操縦的行為とは、相場を意識的・人為的に変動させたり、
あるいは一定水準の価格に固定させたりして、その相場があたかも自然の需給関係が成立しているかのように、
他人を誤解させることによって、その相場の変動などを利用して利益を得ようとする行為のことです。
つまり、株価を自分の思うがままに動かそうとすることを証券取引法で禁止しています。
このような行為は、市場での公正な価格形成を妨げ、
一般の投資家に不測の損害をもたらすこととなるため禁止されています。

 

 相場操縦的行為を行った場合、10年以下の懲役もしくは1000万円以下の罰金、
またはその両方を課せられる恐れがあります。
 そして、財産上の利益を得る目的で相場操縦的行為を行い、その相場により取引を行った場合は、
10年以下の懲役及び3000万円以下の罰金が課せられる恐れがあります。
さらに、相場操縦的な行為によって得た財産は没収されます。

 

 相場操縦的行為には、以下のような方法があります。

 

となっており、株価を意図的に変動させることは違法と明記されています。ツイッタ-にて株滑操縦を行っている者の多くは

・爆益爆益、毎度の爆益

・俺のいうこと聞いてりゃ儲けられる

・資金が集中することが予想されます

・筋入ってきたから一直線だよ

・毎日爆益で金が増えすぎて困る

・もう十分すぎるほど稼いだ

などのツイートを繰り返しており、自分もこの人に従い株を購入したら儲かるかも・・・という連想を思い起こさせます。これを株価操縦と呼ばずして何と呼びましょう。とはいっても、難しいのはこのツイートを見て株価が変動したという証拠集めです。売り抜いたのは本人の売買履歴を見れば分かることですが、影響力については指標がありませんので証明のしようがありません。

 

やり方としては、買い煽りのツイートをした瞬間にどのくらい株価が変動しているか、更に、フォロワーがどのくらいその株を購入したのかということを調べ上げ、その影響について裏をとることです。

 

これは個人的な意見ですが、株価操縦ということで即立件ということではなく、注意喚起ということでツイッタ-を自粛させるという方法をとって頂きたいと思っています。そろそろ、ツイッタ-による情報操作が影響を及ぼす株式市場を止めなくてはなりません。

 

じゃブログは?アナリストのレポートは?など、数限りなく広がっていきますが、取りあえず影響が大きく、間違った情報によるものに関しては罰せなければならないと思います。この議論は難しいグレーゾーンがかなり大きいので、先ほども書いたように取りあえず注意喚起という方法で解決することが株式市場の健全化に繋がります。