日銀決定会合、緩和策の見直し+継続

本日、日銀決定会合がなされ、今までの政策に関する総括が行われました。それによると、引き続き国債の買い入れを継続していくが、単に買い上げるというのではなく、利回りを指定して買い上げを行う方法や、最長10年の資金を固定金利で貸し出すなどの新しい金融調整を導入するとしています。

 

更に、銀行に配慮して、長短の金利を0%程度に誘導するということも併せて行っていくことも決定されました。

 

以上のような発表がなされた感想としては、まーいい方向にいくのではないかという感じですかね。本日は総括とこれからの展望という発表なので、何かサプライズ的な発表をする場ではないという認識を持っていたのでこのような感想となりましたが、多くの投資家は何かしらのサプライズを期待していた感じがあるので、取りあえず今日は好感されて上げてはいますが、今後、落胆による下げがあることも考えられます。

 

一つ言えることは、銀行に対する締め付けが減少したことにより、今まで下げ続けてきた金融関連株にとっては朗報であるということです。銀行株はさほどボラが高くないのでそれほど動くとは思えませんが、それでも唯一いい方向に動くと断定できるのが金融関連なので、買うならここだけだと私は思います。

 

後は市場が判断することですね。トレンドがどちらになるか分かりませんが、今日の深夜3時に開かれるFOMC決定会合でFRBがどのような金融政策を発表するのかにかかっていると思います。利上げが無期限に発表されれば円高は免れなくなり、株価も悪影響を受けるでしょう。しかし、何らかの利上げ目標なり次期なりの発表がなされれば勝機が見えてきます。

 

明日は休みとなりますが、その後、どちらに転んでも一嵐吹き荒れる予感がします。