日本株を買ってるのは日本人、売ってるのは外国人

f:id:mahirotyann1:20191115130020j:plain

日銀が日本株の買いを発表してから下落→反発に転じた日本株式市場ですが、東京で感染者が増加するようになってきてからはまた下落に転じています。

 

一旦は日本全体において感染者数が止まった感があり、その安心感と日銀の発表が重なったことで買いが優勢になりましたが、やはり恐怖には勝てません。ここに来て、連日40人、50人と東京において新型コロナ感染者が急増したことにより、また売りが優勢になってきています。

 

更に、東京で急増したことにほり「ロックダウン」が噂されるようになってきています。ロックダウンとなると経済への影響が多大となるので、株価の暴落は避けられません。現在、売りが優勢になっているのは、このロックダウンを織り込んでいる可能性も否定できません。

 

 

日本株を買っているのは日銀と銀行、日本人だけ

日本株を買っているのは日銀、事業法人、信託銀行、個人などの「日本人及び日本の企業」だけであり、外国人は大量に売り越しているということが分かっています。

 

これが何を意味しているのかというと、一つは投資家心理です。自国がロックダウンとなり殺伐しているので、心理として売っておこうという心理に傾いているという理由です。至極当たり前ですね。戦争のような状況で先が見えない中で株を売ろうと考えるのは当たり前のことです。

 

2つ目は日本の未来をみていると考えることができます。ハッキリ言って日本の新型コロナ対策はお粗末です。

  • 検査はしない
  • 病院の受け入れ態勢も脆弱
  • ロックダウンもさせていない
  • 街や電車には人があふれている
  • 経済対策が貧弱

など、ちょっと考えただけでも先行きが明るいとはいえません。よって売られているのだと思います。

 

 

ではなぜ日本人は買っているのか?

大きな矛盾ですね。なぜ日本人は買っているのでしょうか。まず一つ目として考えられるのが「日銀に乗っとけ」です。日銀が買ってるなら、みんなそれに乗って買うので上がるでしょということで買う人が増えていると考えられます。短期及びスイングトレーダーは乗ってくると思います。

 

次に考えられるのが「楽観論」による「底論」買いです。東京でこれだけ感染者が出ているにもかかわらず、まだ「危機意識を感じていない」方が多い証拠だと思います。また、日経株価が反転の兆しを見せていることから、底を打ったと感じていることも大きいと思います。また、日本の投資家を震え上がらせるような事態に日本は陥っていないということでしょうか。根拠のない「BCGによる影響」を信じている投資家も多いようです。

 

 

今後はどうなっていくのか

f:id:mahirotyann1:20190521134845j:plain

コロナ次第だと思います。日銀云々の影響力も恐らく底を尽き、コロナショックも一段落しています。よって、個人の投資家たちは個別の材料株にかぶりつき、長期投資家たちは底だと思い買い増すという動きとなっています。

 

この均衡状態を打ち破るのはコロナによる感染者数、死者数の変化以外ありません。今後、爆増するのであれば外国人にプラスして個人や銀行なども売ってくると思うので暴落間違いなしでしょう。

 

爆増ではなくジリ増程度であれば日銀についていく人が多いので上がったり下がったりを繰り返す感じでしょうか。恐らくダウに追随しつつ、値動きは限定的で上がったり下がったりを繰り返すでしょう。

 

以上とは違い完全にピークアウトするような感じとなれば外国人の買いも入ってくると思うので反転すると思います。しかし、ある程度の反転に留まると思います。何故かというと経済が死んでるから。ここまで打撃を受けると経済はすぐに元に戻ることはありません。特にアメリカやイタリア、フランスの打撃は大きく、持ち直すのには長い期間が必要になります。

 

とはいえインチキがあります。金融政策というインチキがあるので、経済の底上げを待つことなく株だけ先行してあげていくことも考えられます。よって、その時々の雰囲気を読み取りトレードしていくことが求められそうです。とはいってもまだまだ先の話ですが。。