ヘルペスと帯状疱疹の原因と対策

ヘルペス帯状疱疹の原因

ヘルペスというのは唇や陰部という限定箇所に発生し、帯状疱疹というのは神経に沿って全身に発生します。原因はウイルスであり、双方兄弟のような似た性質を持ちます。

通常産まれてくる時などに母親から感染しているか、水疱瘡などによって小さい頃に感染することにより体内にウイルスが取りこまれ、そのウイルスはほぼ一生体内の神経節の中に入り込み生き続けます。

そして何らかの原因により、体力が弱った時などに神経節から皮膚表面に出てきてコロニーをつくり炎症を引き起こします。その状態がヘルペス帯状疱疹という症状です。

 

▼原因の多くは体力の低下

原因の多くは体力の低下です。体力が低下すると、ウイルスが神経節から出てきて体表部で増殖を開始しますが、体力が十分にある状態だと神経節から出てくることが出来ず症状を引き起こしません。

 

▼体力が低下する時期は

体力が低下しやすい時期というのは、風邪をひきやすい時期と同様といえます。風邪の原因は細菌やウイルスですが、それら原因菌は一年中人間のそばにいます。そして、体力が下がった時に体内にて増殖して症状を引き起こします。よって、風邪を引く人が増える冬や季節の変わり目にヘルペス帯状疱疹も増える傾向にあります。

 

▼予防方は

予防法としては腸内免疫を常にいい状態にしておくことです。人間の免疫のほとんどは(7割)腸にいるとされていて、腸内環境がいいか悪いかによってその活性が大きく変わってきます。具体的な腸にいいこととしては

・規則正しい生活

・寝ている時は空腹とする

・手作りの食事を摂取する

・ヨーグルトや納豆などの菌が入ったものを積極的に食べる

・排便の習慣を付ける

食物繊維などで腸管を常に刺激する

・適度な運動で腸管を刺激する

・動物性脂質は控えめに

・よく噛んで食べる習慣を

などが重要となります。

 

▼なってしまったら

なってしまったら速やかに医療機関を受診して薬で治療するようにします。早ければ早いほど効果を発揮します。しかし、一か月以上受診しても治らない場合には、体力の低下が著しいことを意味するので、体力を引き上げるような漢方薬などに頼るようにした方が治療効果が上がることがあります。漢方薬は体力を引き上げてくれるものが多く、体力が上がればウイルスも増殖することが出来なくなるので、症状が緩和してきます。具体的な処方名は病院や薬局の先生に相談して決めるようにしましょう。