緊張・あがり症を改善、和らげる方法とは

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▼日本人は緊張しやすい

少し前のブログにも書きましたが、日本人はセロトニンの放出が少ない遺伝子を持つ人が多い為に、緊張しやすい人がとても多いのです。その為、オリンピックなどの大舞台に出ると緊張して本来の実力を発揮出来ない人が多いのです。もちろん、緊張は実力を出すためにも必要不可欠なものなのですが、し過ぎると前頭葉や海馬が抑制されてしまい、「頭の中が真っ白」になってしまい本来の実力を発揮することが出来なくなってしまいます。

 

▼私も苦い思い出がある

私自身も苦い思い出が沢山あります。会議や朝礼などで発表しなければならない時などは、前日くらいから思い出しては緊張してソワソワしてしまい、その日は朝から食事が美味しくないくらい緊張してしまっています。そして、発表の時は緊張で頭は真っ白、手は震えるし、声は震えるしで恥ずかしいったらありゃしないという思い出があります。

 

▼そして色々な方法を試した

その辛さを和らげようと色々なことを試しました。指もみやリラックス、深呼吸などはもちろん、家で暗記するほど読み上げて練習するという方法も試しました。しかし、どれもあまり効果を感じるものではありませんでした。唯一効果を感じたのは、薬局で勧めてもらったリラックス効果のある漢方薬ですが、それも次第に効果を感じなくなりました。

 

▼そしてたどり着いた方法

色々試したといっても、病院の向精神薬は試すことはありませんでした。それは、自分は病人ではないという意識が強かったからです。そんな自分が用いた方法で一番効果があったのは、「あがり症だということを周囲にカミングアウトする」という方法です。それまでは、あがり症だとばれるのが恥ずかしいということがあったので、周囲にも家族にも内緒にしていましたが、その内緒にするという行為が更に緊張感を高めてしまうということに気が付いたのです。

 

▼なぜそう思ったのか

なぜその方法を思いついたのかといいますと、それはある朝のことです。なんといつもの朝礼の発表の時に、いつもはいない仲のいい友人数名参加していたのです。それを目の当たりにした瞬間、いつにも増して緊張してしまったのです。そしてそれは、恥ずかしいところを友人に見せたくないという気持ちからでした。

そのことがあって以来、緊張して失敗してしまうことを周囲に知られてしまうことを恐れているから、更に緊張を強めてしまうということに気が付いたのです。

 

▼それなら知らしめればいい

それならば、自分があがり症だということを知らしめればいいと思いました。そうすれば、声が震えて読めないなど失敗しても何も怖がることはありません。皆があがり症だということを知っているのであれば、失敗するのが当たり前であり、そういう目で最初から見られているのですから失敗することを恐れることがなくなります。

 

▼その後どうなったか

カミングアウトした後は、まるで何かの憑依が取れたかのように気持ちが軽くなりました。とはいっても、会議や打ち合わせでは、全く知らない人が大半を占めることが多々あります。そのような時はカミングアウトしているのは、友人知人だけなので意味がありません。しかし、その会議に参加している友人知人は皆味方だという心強さがあります。そのように思い頑張ることで段々と緊張感は薄れていきました。

 

▼現在

現在も相変わらず緊張しています。しかし、以前の緊張感を10とすると、半分の5位には減っている気がします。とはいっても、それは体調がいい時であり、寝不足や胃腸の状態悪化、ストレスなどがあると緊張感が急激に増す気がします。なので、体調不良の原因になる深酒や偏った食生活、寝不足などはせずに、なるべく品行方正な生活を心掛けるようにすることにより、だいぶ安定してきたような気がします。更に、最近では「緊張して当たり前」と開き直るようにして、前々から「緊張したらどうしよう」と緊張感を煽るような妄想をすることがなくなりました。もちろん、妄想しそうになることは多々ありますが、妄想を断ち切る訓練をすれば断ち切れるようになります。訓練は特別なことをするのではなく、不安要素が浮かんで来たら即頭の外に押し出すようにするだけです。慣れたら普通に出来るようになり、それにより緊張感も抑制されます。