白髪が増えてしまう原因とは

白髪になるのは何歳から?

一般的に白髪が出始めるのは、個人差がありますが40代前半くらいからといわれており、大体50代半ばになると約半数の髪の毛が白くなるといわれています。よって、40代くらいからちらほら白髪が見え始め、50代になってから頭髪の半分くらい白くなるのは普通だといえます。

 

白髪の原因

白髪の原因とされているのは、髪を黒く染める色素細胞であるメラノサイトが減少してしまうからだとされています。ではなぜメラノサイトが減少してしまうのでしょうか。その原因とされているのが、その材料が減少してしまうということと、頭皮の老化が関わっているということです。

メラノサイトという色素細胞は、血液中からのチロシンといわれるアミノ酸から生成されています。チロシンはタンパク質に多く含まれており、乳製品や魚介類、豆類、豆腐、落花生などに多く含まれています。通常の食事をしていれば不足するものではなく、これらを多くとったとしても白髪が改善するというものではありません。

 

ではなぜ白髪が増えてしまうのかといいますと、このチロシンが合成されるのには肝臓の働きが必要不可欠であり、肝臓が何らかの理由で弱ってしまっていると、チロシンの合成が滞り白髪の原因になります。更に、チロシンがきちんと生成されていても、血液の流れが悪かったり、頭皮のコラーゲンが変性してしまっているなどがあると、チロシンが頭髪に行きつくことが出来ずに白髪が増える原因になります。

 

白髪が増える原因とは

ではなぜ、上に書いたように肝臓が悪化したり、血液の流れの悪化、頭皮状態の悪化などが引き起こされるのでしょうか。肝臓の悪化に関しては、ストレスや肝炎ウイルス、アルコール、腸内環境の悪化、脂質の摂りすぎなど様々な要因があり、慢性病などもそ原因になります。これら要因が肝臓を弱らせアミノ酸の合成が悪くなり、材料が減ることによって白髪が増えます。

 

次に血流の悪化、頭皮の状態悪化ですが、これらが引き起こされる原因として考えられるのが

・甘いものの食べ過ぎ

・血糖値の上昇

・ストレス

・運動不足

・男性ホルモン過多

・内臓機能の低下

・食事の不摂生、バランスの悪い食事

・寝不足

・不規則な生活

・紫外線

などが考えられます。特にストレスや甘いものの摂りすぎは血糖値を上昇させ、肌の糖化を引き起こしコラーゲンを変性させます。それにより頭髪への血流が滞り白髪が増えてしまいます。また、ストレスは血流障害を引き起こし、肝臓にもダメージを与えます。肝臓へのダメージはアミノ酸代謝を狂わせて、チロシン不足を招きます。

 

改善には

改善にはとにかく肝臓にいいことを行い、血流を良好にするということです。また、漢方の言葉で「髪は血の余り」といわれていて、貧血があると髪に悪影響を与えるといわれています。よって、しっかり栄養を摂って血液を潤沢にしておくということも求められます。以上をまとめると

・貧血を改善する

・あまいものを控えめに

・タンパク質をしっかり摂取する

・適度な運動を続ける習慣を

・ストレスから遠ざかる

・腸内環境を良好に保つ

歯周病や虫歯は速やかに治す

・紫外線を浴びすぎない

・規則正しい生活を送る

・食事はバランスを重視し、偏食はしない

などが考えられます。