梅毒や結核など過去の疾病が増えてきている理由

梅毒や結核が増えてきている

最近、不気味なニュースを目にすることがあります。そのニュースとは梅毒や結核といった遠い昔に流行した疾病の患者が増えてきているということです。芸能人の「JOY」さんが何年か前に結核で入院したという話は有名ですが、その他一般の方々にも結核にかかる方が増えています。

 

梅毒にかかる人については昨年の1.3倍というペースで増え続けており、国立感染研究所は注意を呼びかけています。

 

その他、エイズや麻疹なども増え続けている

その他、エイズに感染する人は年々増加傾向にあり、麻疹に関しては今年に入ってから異様な増加数となっています。特にエイズに関しては何らかの対策が必要だとされており、効果のある薬も徐々に開発されつつありますが、感染者数を増やさない対策が急速に求められています。

 

なぜ、増え続けるのか

基本的には、ここへきて流行している疾患は全て「人から人へ伝染」するものなので、予防を怠っているということに尽きると思います。現代においては結核などはすでに忘れられた疾患であり、誰かが咳をしていても、それが結核だとは思いません。それ故予防もしないのが当たり前であり、うつってしまうのも当然といえば当然といえるのです。そういった「油断」が根底にあり、人から人へと容易に伝染してしまうのです。

 

更に問題としてあるのが

更に問題としてあるのが、耐性菌の問題です。現代は抗生物質などの抗菌薬を使いすぎるキライがあり、それにより耐性菌が高頻度に発生します。これにより、薬が効かない菌が沢山出来上がることにより、今まで薬で抑制出来ていた感染症が抑制出来なくなり患者数が増えるということになっているのです。

 

医師も病気を判断出来ていない

例えば結核に感染している患者が病院を受診したとしても、医師が結核ではなく風邪と誤診してしまうケースがあります。現代ではとっくに消滅しているとされている病なので、風邪とよく似ている症状である結核を見抜くことが不可能なのです。これにより、適切な治療の機会を逃し、死亡してしまうというケースもあるようです。

 

格差社会による影響も

現代は格差社会といわれており、地位も金もある人は適切な処置をスムーズに受けられるのに対し、貧乏でお金がない家庭では、病院に行かずに自力で疾病を治そうとしたり、教育がきちんとなされていない為に、性行為に対して何の躊躇もなく行うことなども原因の一つとなり、感染を蔓延させてしまっているということもあります。

 

感染症予防改善には

これら感染症を予防するには、自分の体の異変を感じとると共に、これら各種感染症の知識を蓄えておくということが必要になります。そうすることで、例え医師が気が付かないとしても、自分で医師に結核の検査を要望したり、梅毒の検査を要望したりすることにより、早めに治療を開始することが可能となります。また、エイズや梅毒に関しては、不特定多数の人物と干渉を持たずにすることで予防することができます。