国策に売りなし?
よく株価の世界では「国策に売りなし」という言葉を聞きます。国策となると予算が与えられるので普通よりも儲けが大きくなり、尚且つその時代に必要なことが多いので業績アップも約束されていることにより、国策に関わる銘柄は確実に上げるということに由来しています。
その国策ですが、12日に予算案が決まり国会に提出されました。その内容の目玉となっているのが「地域経済の活性化」と「子育て支援」です。
地域経済の活性化に盛り込まれているのが
・生活者、生産者への支援
・地域の産業復興
・災害復旧、災害対応強化
になります。銘柄としては
・雇用関連
・建設、災害住宅関連
・エネルギー関連
・地方にある各企業
になります。
具体的な銘柄としては
・ゼネコン各種、建機レンタル
・地銀各種
・イオンやコメリ、ドラックストア、各種食品産業などの小売店
・人材派遣会社
・水素関連銘柄
などになります。が、かなり広範囲に渡りふわふわとした感じがするので、個別の銘柄に資金が集まるということはないような気がします。なので、通常通り業績のいい銘柄の株価は上げますが、良くない銘柄は下げるということになりそうです。
次に子育て支援です。こちらは銘柄を絞れるので資金が集まりやすく、よって株価も上げることが予想されます。
子育て支援銘柄としては、保育園や幼稚園を運営している、子供の一時預かりをしている銘柄などが挙げられます。
具体的な銘柄としては
・幼児教育研究会
・ピジョン
・夢真HD
・西松屋
更に婚活ブライダル銘柄にも触手が伸びることも考えられます。
以上により本日JPHDを買ってみたのですが、すでに物色が始まっており、ここ10日ほどで9%ほど株価が上昇しています。今後も上昇を確実視しているので伸びを楽しみにホールドしていく予定です。
予算が通過するのが4月頭くらいだとして、実際に歯車が回りだすのはゴールデンウイーク頃になると思われますが、株価が動くのは予算が決まった今と、その後の業績次第だと思います。今後は株価の動きを勉強するつもりで国策によってどのように変化して行くのかを見ていきたいと思います。