外資系ファンドの買い戻しはいつか

外資ファンド及び外国人が売りに転じ、日本の個人投資家及び日本銀行などのくじらが買うという構図になっている日本株式市場ですが、株価を見てわかる通り、外国人投資家の思惑通り株価は下げに下げまくってます。

 

外国人投資家の日本株式市場における割合は6割ほどといわれていますが、それに日本の証券会社も便乗していることによりこれだけの暴落になっていると思われます。恐らく19000~18000円くらいで売ってきてると思うので、そろそろ利食いによる買戻し反発の動きがあってもいいのかなと思っています。

 

利食いは恐らく16000~17000円の間ではないかと見ています。何故かというと単純に8月の暴落時の反発が16900円だからです。ハッキリとはいえませんが、このあたりで一旦反発し、また18000円くらいで空売りされ上値を抑えられる展開になるのではないかと予想します。

 

なぜ上値が抑えられるのかというと外部要因が悪すぎるからです。アジアでは韓国、北朝鮮が揉め日本との関係も微妙、中国は急失速して領土問題でぎくしゃく、更にシャドーバンキング問題も浮上しています。世界ではアメリカが利上げして新興国不安を招いています。その新興国不安が世界経済に飛び火して不安定さが増すことが考えられます。

 

また原油安も世界経済に悪影響を与えています。原油は全世界で供給が需要を上回っている状態であることから年々価格が下がっています。原産国原油輸出機構OPECが原油の輸出を絞れば価格を上げることができますが、価格を上げれば安いシェールガスの方に客が流れることが懸念され中々価格を引き上げることができず現在の状態になっています。今後もこの流れに歯止めがかからない状況が続くと見られるので、経済への悪影響が続くと思われます。

 

以上が経済ド素人である私の見方になります。今まで全く当たっていないので何ともいえませんが、勉強のため今後もマクロ経済について記していきたいと思ってます。このような現状ではテーマ性のある仕手株を短期で売買する方法はある程度有効ですが、ファンダメンタルに基づいた長期投資は開始するべきではないと思います。もちろん、下落相場といってもボックスに推移することもあるので、ダブルボトムなどで反発を確信したならば、好業績で売られていた銘柄は買い戻されることが予想されるので、仕手系などのリスクが高い銘柄を買うよりは確実だと思われるので、ケースバイケースその時々に合った投資法を選んでいくということが求められます。