ネクストジェン(3842)の成長余地がスゴイ
イギリスのEU離脱懸念により、世界の株式市場が揺れています。日本株式市場も続落し、日経、新興共に大幅に下がりましたが、本日やっと小リバウンドしホッと一息ついたという感じになっています。
今まで調整なしで買われていたというのがあるので、調整の意味も込めた下落になっていることもあり、しばらく軟調な相場が続くのかなという予想をしています。
そんな暇な相場の中リバウンドを狙っているのが「ネクストジェン(3842)」です。ネクストジェンは次世代通信(5G)銘柄として度々脚光を浴びていますが、その物色が比較的短期で終わっているということもあり、それほど過熱感や達成感のある銘柄ではありません。
よって、何かの拍子によって火がつけばとことんまで買われるということも考えられます。
5月25日には
TTドコモ<9437>が24日、ノキアと共同で19日に実施した第5世代移動通信方式(5G)技術検証実験において、8K映像のリアルタイム無線伝送に世界で初めて成功したと発表した
というニュースが入ってきており、5G関連株に買いが向かい、ネクストジェンも5連騰しています。
このニュースは短期的なものではなく、いよいよファンダメンタルに直結するニュースとして捉えることができます。5Gインフラ整備が今後本格的に始まることを意味しており、実際にネクストジェンに対する四季報の評価としては
「主柱の通信システムが官公庁や金融系向けに伸びる。格安スマホの普及も追い風。保守サポートも着実増。人件費増こなし営業増益続く。増配も。」
となっており、経常利益予想としては
16年3月期「231」
17年3月期「245」6%アップ
18年3月期「330」35%アップ
となっています。驚くべきは18年3月期、予想は35%アップとなっていますが、オリンピックによるインフラ整備促進や新興国の状況などにより更なるアップも予想されます。
またIp電話に関しても
ネクストジェンのIP-PBX「NX-C1000 for Enterprise」が
名古屋工業大学の次世代コミュニケーションシステム
「マルチモーダル・ユニファイドコミュニケーションシステム」に導入
というニュースも入ってきており、今後益々利用が増えることが予想できます。
そして何より買い材料なのが
PER17.52倍
PBR1.92倍
18年度EPSで計算すると
PERが13.17倍
という割安な指標です。冒頭にも紹介しましたが、これまでに材料として買われはしたものの過熱感に乏しく、投資家から過去の銘柄という扱いを受けていないという銘柄でもあるので、中期銘柄として持ち、過熱感がみられたら一時利食いするなどを行いつつ利を得るという方法で監視していく要注目銘柄なのではと思っています。