マザーズがコロナショック前の株価まで戻っている件について

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マザーズの沸騰が留まるところを知りません。すでにコロナショック前の水準まで戻しています。日経、ジャスダック共に半値戻し程度であり、まだ買われまくっている!という感じではありませんが、なぜかマザーズだけが買われまくっているという状況となっています。

 

マザーズが買われている理由は

マザーズが買われまくっている理由は何なのでしょうか?理由はさっぱり分かりません。反動でいうなら日経もジャスダックも同様に買われるはずです。ではなぜなのか?よくわかりませんが、その理由として考えられるのが「個人の買いが旺盛」という点です。

 

ここ1~2か月誰が日本の株を買っているかというグラフをみると一目瞭然。株価変動のメインとなるファンドや外国人は売り越しているものの、事業法人、日銀、個人が買っています。特に個人と日銀が突出しています。個人は新興マザーズ市場が大好きなので、結果、マザーズが上昇しまくっているのだと思います。

 

 

しかし、そろそろ注意が必要

しかし、コロナ前の水準に戻り、そろそろ買った人の利益がしっかりと乗っている状態となっています。なので、いつ投げ売りが始まるか分からないという状況となっています。また、個人が買っている株の7割くらいは「信用」で買われているというデータもあるので、崩れる時は早いと思います。このリスクをしっかり頭に入れながら取引を行う必要があります。

 

 

何の悪材料もないのに崩れるのか?

これは誰にも分かりませんが、株というのは一直線に上がり続けるということはほぼないと思っていいでしょう。途中で「利益確定の売り」が重なり、株価が下がる局面が必ずあります。それも織り込んでずーっと持ち続けるというのなら問題ありませんが、もしその下げを予測して売り買いしたいという場合には、そろそろマザーズ市場はその時(調整)なのかもしれないと思った方がいいでしょう。

 

 

決算が原因になる可能性も

現在はコロナショックからの反転で買われていますが、コロナの悪影響が決算にて表面化し、そのショックが全体的にトレンドを変換させるという可能性があります。特に新興株は個人の比率が高いので決算によって大きく変化するという傾向があることから、一瞬にして今までの利益が消し飛ぶというリスクを秘めています。よって、決算が大きなトレンドを変化させる可能性がある、そして持ち株の株価を一気に変動させるということを考えながらトレードしていく必要があります。

 

 

とはいえトレンドはすぐには崩れない

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以上のようなリスクがありますが、株価のトレンドというものは一度形成されると中々崩れないという特徴があります。よって、マザーズだけでななく日本株全体にて上昇トレンドが形成されている現状では、全てが一気に崩れ落ちてトレンドが下方に変わるというのは考えにくいです。

 

もし崩れるなら何か大きなニュースが入った時です。先ほども説明しましたが、小さな調整によって一時的に崩れることはあります。特に新興は個人の比率が大きいので崩れるとなった時は上げた分の半値程度まで売られることもあります。とはいえ、大きなマイナスニュースが入らない限りトレンドは上だと思います。よって中長期で持とうと考えている場合は右往左往することなくホールドでいいと思います。