米中関係が怪しくなってきたので撤退が吉?
(写真acさんより引用)
アメリカが香港の優遇措置を廃止するというニュースが入ってきました。これは衝撃ですね。中国の投資家は関税が低い香港を通してアメリカ投資などをしていたので、以後はこれができなくなります。
香港に住む企業や投資家も同様です。今後、アメリカの企業とのやり取り、投資、行き来など全てに関税やビザが必要になるという面倒が生じます。
そして中国もこの措置に対抗すると表明しています。
このニュースの他にもウイグルの件、コロナで揉めてる件、南シナ海の件、尖閣の件など様々な件でアメリカは中国を非難しています。
理由は「中国を取り込もうとしたが失敗した」ということ。かなり前からアメリカは中国をアメリカ側に取り込もうと画策していたのですが、中国がこれを拒否。よって、アメリカは一斉に中国を敵視しているという構図となっています。
よくトランプの暴走とみられがちですが、背景にはこのような理由があります。
株価はどうなるのか?
ハッキリ言って何もいい材料はありません。景気は上向きになっているとアナウンスされていますが、それはロックダウン→経済再開しているので当たり前のことですよね。これに投資家が反応するターンはとっくに終わっています。
では中央銀行及び政府はどうなのか?これも八方ふさがりですね。コロナによる経済封鎖を解いたところまではいいですが、そこから先の絵が描けていません。感染者が爆発した今、再びどのようにして感染を抑えていくのか、それとも経済を縮小させるのか全く見えてきません。よって、投資家も投資を広げようかどうか判断できません。
現在は感染爆発が各国で続いていること、米中関係が悪化していること、金融対策も八方ふさがりなこと、そして経済の見通しが極めて暗いことなどにより投資判断は極めて難しいと判断できます。
が、しかし中国経済が元気になってきていること、が唯一明るい材料です。中国は単なるコロナからの復活だけではなく、それを乗り越えて経済が活性化してきているという面が伺えます。
更にコロナ対策も素晴らしいと思います。全ての住人を検査して隔離するという力業は中国にしかできません。そしてその力業によってコロナを抑え込んで経済を復活させています。これは称賛に値すると思います。検査のコストと経済自粛のコストを比べると、明らかに検査コストの方が安く済みます。よって中国のやり方は正しいということになります。検査をして隔離する、国民には徹底的に予防を行い管理する、これが出来ているのは評価できます。
他国もこれに見習うべきですが、それは無理ですね。資本主義、国民の自由が認められている国では無理だと思います。
ということで、投資判断は中国関係だけ、しかし米国との摩擦に関係する企業は✖と判断できます。
政府の経済優先VS感染者数増加
東京の今日の新規感染者数は224人、大阪でも30人、千葉でも25人と軒並み増加しています。ネットではヤバい!という声が連発しており、益々経済への打撃は大きくなっていきそうな予感がします。
一方で政府は完全に無視を決め込んでいます。小池都知事が移動の自粛を宣言したのにも関わらず、関係のない政府がそれを正して自粛しないように訂正させるという一面もありました。
結果、政府は完全に「コロナ無視」に舵を取ったとみて取れます。
これを投資家たちがどう見るかですね。
経済優先に舵をとったのを経済発展に貢献するとみて買いに走るのか、それとも危険の兆候として売るのか、どちらでしょうか?
私は基本的には「政治には逆らわない」というスタンスだと思います。なので、日経に関してはそれほど売られることなく、ヨコヨコ(買われるカタリストもない)で推移するのかなと思います。
が、新興に関しては個人投資家の心理を強く受けるので、このままコロナ患者が増え続ければ下がり続けると思います。また、重症者や死者が増えればドカ~ンと売られることも予想できます。
日銀及びファンドに変われていない銘柄は更なる下げがある可能性があります。とはいえ、重症者数及び死者数が急増しなければ、日銀やダウに見倣いヨコヨコで推移することも考えられます。
個人的にはコロナが増加している、それによって経済もほぼ破綻している状態なので、コロナによる超超下落から、正常な株価に戻った今、上げる材料は一つもなく、下げるのが普通の状態だと思っているので積極的に株を買うという状況とは思えません。
長期で持っている銘柄は放置していますが、新たに買うという心理状態ではありません。
そして投機というすぐに投げるという投資法も最近は行っていないので、当面、コロナが落ち着くまで売り買いしないと思います。
景況感上向き、中国経済バブルの行方
先ほども書きましたが、コロナによって経済及び株価が急激に冷え込み、今はその冷え込みから立ち上がっている時なので、景況感がよくなるのは当たり前のことです。
日本の景況感の改善、中国経済の史上最大のバブル、アメリカの雇用統計の改善など様々なニュースが飛び込んできますが、至極当たり前のことなのでちゃんちゃらおかしいというのが私の感想です。このニュースが株高の理由になるとは全く思えませんし、上がっているのなら、頭の中がお花畑になっているか、もしくはそれを理由に経済復活をアピールしたい、祝福して株高を誘いたいという思惑だけだと思います。
しかし、実際の経済復活はコロナが経済活動を復活させているにもかかわらず、感染者数が減少していること、死者数が明らかに減少していることを確認してからです。
このためには
・ワクチン
・薬
・ウイルスが弱毒化する
しかありません。集団免疫は否定されています。
この目途が立ってからが本当のバブル到来だと思います。もう少しお金を投資するのは待った方がいいと思います。
コロナ感染爆発で新興撃沈
前回のブログで調整に入ると予想しましたが、私の予想が当たったのではなく、コロナ感染者数の感染爆発で新興が撃沈しているという状況となっています。
そりゃそうですよね。市中に出回る人が増えれば感染者が増える、これは誰でも想像できることです。東京だけではありません。ブラジル、アメリカ、ヨーロッパでも同じことが起こっています。
大坂の専門家会議にて緊急事態宣言による外出自粛は意味がなかったという見解を示しているようですが、ちゃんちゃら笑っちゃいますね。あの時期においては志村けんさんの死によって皆がビビり自粛してたが故に、その後の自粛は意味がないとされるだけであり、自粛そのものは意味があることは間違いありません。
よって、あのように会見で識者がどうどうと「自粛は意味がない」という発言をしてはダメですね。ちゃんと、「自粛を発表する前に皆がすでに自粛をしていたからタイミング的に意味が薄れた、外出自粛に関してはとても意味のある事です」という説明をすべきでした。
あんな発言しちゃうから「だったら皆でマスクしないで外でまくろうぜ!」というアホなパリピが出てきてしまうのです。そしてそこで感染拡大。
パリピだけでおさまっているならいいですが、感染者数が増えればパリピ以外にも広がっていく確率が高くなっていきます。教師などの感染も相次いでいることから、すでに一般に方々に感染は広まっていると思います。ということは、今後、高齢者にも広がり重症者、死者が増加するということになると予想できます。
あくまでも「何もしなければ」という話ですが。
よって、国及び各首長は
「60才以上は基本的に用事がない限り外出禁止」
「飲食店利用時は会話禁止」(食べ物屋さん)
「夜の街はアクリル板及び換気設備の徹底+マスクの装着」
「基本的にマスクは義務化する」
などの措置を取るべきです。
国及び首長の指示がないと守れないというのは今回でハッキリしました。ワクチンや薬ができる、ウイルスが弱体化するまではこのような決まりを徹底することが必要ですね。そうしないと感染が拡大します。
国や都はやる気なし
ハッキリいって国及び都などの首長はやる気がないのが分かりました。やる気があるのが大阪都知事だけ。
- 取りあえずオリンピックありきで感染対策を遅らせたことが言語道断。
- 検査体制を整えずに、検査のリスクだけを訴えて国民の思想を歪曲化させた。
- 医師の意見だけを聞き、国民の声を疎かにした。
- 医師だけの意見を聞き、国家の危機管理対策を疎かにした。
- そして今は都知事選挙のためにコロナ対策を疎かにしている
- 他国の感染対策を参考にして自分の意見がない
このように全く信用できないような行動、言動が目立ちます。
もっときちんとして欲しいですね。国民の大半は自分で判断して対策を施していますが、2~3割は正常な判断ができません。よって感染を広めてしまうような行動をします。よって国や首長のリーダーシップが必要なのです。
現在のような状況を続ける限り、感染者がどんどん増えていくと思うので株価もダダ下がりしていくでしょう。もはや夢も希望ありません。経済もメタメタになります。観光業、運送業、外食産業、アパレルなどを中心にして崩れていき、それが全体に波及します。
国もバンバン金を刷って対策するでしょうが、焼け石に水、コロナを抑えない限りは先は見えてきません。
コロナを無視して経済を優先するという考えもありますが、それを世論が是とするかです。もし是とするならそれなりに動いていくことも考えられますが、それは夏季だけ、やはり冬季は感染が広まりやすくなるので人がバタバタと亡くなり、重症者も沢山出ます。そうなると必然的に経済はしぼんでいきます。
やはりワクチンや薬ができる、ウイルスが弱体化するまで全てがうまくいかない状態が続くのではないでしょうか。
まとめると、ハンマー&ダンスが続く。政府及び首長が自粛を促せば感染者が減り、経済も安定して株価も上がる、一方で緩めれば感染者が増えて再び経済が不安定になるというのを繰り返します。今は増加に転じているのでしばらくは経済も不安定になり、結果、株価もよくない方に動くと思います。政府の介入のお陰でそれほど急激な下げにはいかないと思いますが。
四季報で出尽くしになりそうな予感
とうとう明日(6月26日)に四季報夏号が発売されます。すでに先どりでチェックされている方も多いかと思いますが、ほとんどの方は明日購入して目を通すことになると思います。
今回は銘柄によって大きく分かれる!と思いますね。コロナ禍によって影響を受けるところは評価が下がり、そんな中でも業績がアップするものは高く評価されるようになると思います。
業績判断のプロがどのように判断するのかが見ものですね。すでに各社来季の業績予想発表がなされているので、「大体の感じ」はつかんでいるとは思いますが、それでもその企業の判断と第三者の判断は違います。なので「そんなはずでは!」と思う方もいると思います。
その四季報を先取りして物色されている銘柄を新興でよくみかけます。が、何となくマザーズ、ジャスダック共に元気がありませんね。買われているのはマネーゲーム、投機銘柄ばかりで、全体的にはトーンダウンしているのが見て取れます。
いい加減息切れかも
本当は7月中旬くらいまで続くと思っていた上げ上げ相場ですが、何となく四季報で出尽くしになりそうです。とはいってもすぐに崩れるのではなく、しばらく四季報で好業績予想が出ているのが買われ、全体的に上げるものの、利食いで下げるという乱高下となり、日経が6か月25日線を大きく割りこむという状況になればしばらく下げるのでは?と思います。
何故かというとすでに燃料切れになっていることが現在の状況からうかがえるからです。ここから更に買われるためには材料が必要ですが、出てくるのは悪材料ばかりです。トランプ苦戦にデモ悪化、コロナの再燃、新興国の経済危機…。
これを支えているのが中央銀行による金融政策です。これまではコロナの一時終息+中央銀行の政策によってバンバン買われていましたが、ここから買われるためには今までと同じ材料だけではなく、マイナス材料の懸念が払しょくされること、米中関係が改善するなどの明るい材料が出てくるなどの「いい変化」が必要になってきます。これがないとジリジリ下がり、下げが下げを呼ぶ展開となり、そこにもっと下げさせたいファンドが取って付けたような悪材料ニュースをもってきて更に下げるという展開になります。
実際には中央銀行が金融政策をやっているのでそこまで下げないと思いますが、細かく売り買いしている人は準備をしておいた方がいいかも。長期で放置している方は単なるノイズだと思うので放置でいいと思いますが。
クラウド銘柄が大盛況
予想通り多少調整はしたものの、やはり中央銀行には逆らえません。中央銀行が金融政策をやる!と強くアナウンスしている場合には、株は買われ続けます。金利が下がるということは必然的に国債や銀行に預けるという選択肢ではなく、株券を買うという動きになります。よって株価は上がり続けます。
とはいえ、まだ日経やダウを見ていると調整局面の様相を呈しています。この調整がどのくらいになるか予想はできませんが、基本的にはトレンドは上なので、中長期目線で投資をしている方は右往左往する必要はないと思います。
大きな調整局面が来るとしたら7月中盤くらいでしょうか。しかしこれはテクニカルによる判断なので当たらない可能性も高いです。後は大統領選ですね。万一トランプ大統領が負けるような雰囲気であれば大きく調整するでしょう。しかしバイデン氏が対抗馬である限り、負ける可能性は限りなく低いと思います。
クライド銘柄が大盛況
・パイプドHD(3919)
・GMOクラウド(3788)
・チェンジ(3962)
・ノムラシステム(3940)
・HANNGE(4475)
・AIinside(4488)
・フリー(4478)
・ネオジャパン(3921)
・デジタルアーツ(2326)
・アセンテック(3565)
・カオナビ(4435)
・イノベーション(3970)
・スマートバリュー(9417)
・エイトレッド(3969)
・エムティーアイ(9438)
・テクマトリックス(3762)
クラウド関連銘柄は定期的に買われる銘柄ですが、株探が煽ったこともあり、このところ積極的に買われています。また、テレワークが活発になってきていることから、セキュリティーの問題でクラウドを利用する企業が増えていることも影響していると思います。
そして車社会やAI、学校ICTにもクラウドが必須となっており、コロナ禍によって社会のデジタル化が急速に進む今、必要不可欠となっており、業績が今後伸びていくというのを投資家が予想しているのが想像できます。
ソリューション、AI、クラウド、ソフトウェア、ICT、CRM、RPAなどの伸びは今後急速になっていくことが予想されます。なのでここに投資しない手はありませんよね?
FRBパウエル発言で総崩れ
昨日のFRBパウエル氏の発言によって株価が総崩れしています。ダウ、日経、新興銘柄が崩れ、欧州株も軒並みダウンしています。
パウエル氏の発言はこちら
イールドカーブコントロールについて発言したことが投資家心理を冷やして下げに繋がりました。短期的に米国債が買われて株が売られるという状況となっています。がしかし、ナスはまだまだ元気なので、望みを捨てるのはまだ早いかと思います。
日本で株が売られているのはダウが下げたこともあると思いますが、一番は「過熱感があったこと」ですね。信用売りがほぼなくなり、信用買いばかりが目立ち乖離が起きていたので、そのアンバランスを整えるために売りが出たという感じだと思います。
それにしてもマザーズを見ていて思いますが、この上昇はすごいですね。まるでアベノミクス初期の頃のような上げっぷりです。それだけ投資家たちの買いうっ憤がたまっていたということでしょうか。皆さん十分に利益を出しているでしょうから、一旦全体的に過熱感があるので売っとこうかということで新興の利食い下げは少しの間続くのかなと思います。
今後どうなっていくのか
今後については個人的には「明らかな悪材料」が出たわけではないので、調整によって過熱感が取れた後に買い優勢になると思います。とはいえ、今回の調整が大きくなればなるほど「しこり」が出来ますので、訳の分からないバイオ株が軒並みストップ高まで買われるというような状況にはならないと思います。
今日までは第1波の上げだとすると、第2波はしこり玉を意識しながら緩やかな上げになるような気がします。何故かというと、反動&うっ憤晴らしの上げはもう終わったから。
そして、経済の回復はある程度株価に反映されたからです。今後は実経済及び新たな材料探しで右往左往しながら惰性で上げていく感じになると思います。
銘柄としては前回同様マイナンバー及び学校ICT狙いで行くつもりです。
経済とのギャップに違和感を持つ人たちの憂鬱
マザーズやジャスダックなどの新興株の買い→日経の買いのターンが続いています。今まで売られていた銘柄が軒並み買われるという状況となっています。買われている要因はいたって簡単、信用売りの買戻し、そして皆が安心して買うようになったということでしょう。
特に外国人の買いが戻ってきたのが大きいですね。なぜ外国人が日本株を買っているかというと、新興国にデフォルト懸念、コロナ蔓延懸念があるからです。よって先進国株、特に感染者が少ない日本株が買われているのだと思います。
しかし、ギャップを感じている人が多い
私もその一人ですが、実経済と株価とのギャップを感じている人は多いと思います。よって売り仕掛けをしている、という方も多いのでは?
相次いで出される下方修正、今季予想が大幅にマイナス、直近3か月の業績が大幅に落ち込んでいるなどのラッシュ。さすがに嫌になりますね。好業績はテレワークやオンライン授業、そしてゲーム関連、ドラッグストア、スーパー、AI関連、医療、電子書籍くらいじゃないですか。他は全滅だと思います。
相場全体が上げ相場なので大きな悪材料がない限り上げ続ける
このように業績はマイナスラッシュですが、中央銀行が金利の深堀りを発表している、日銀が株を買っているという状況では株は上がり続けるものと思った方がいいと私は思います。現在、上がりきっているようにも思えますが、特に悪材料は出ていないので、ファンドが売り崩せるような悪材料が出ない限り総崩れすることはないと思います。
しかし新興は注意
しかし、新興株は注意が必要です。何故かというと「買っているのがほとんど個人だから」です。なので、インパクトのある業績悪化が続いたり、今のように過熱感が強く感じられる時には売り、一旦利食いと考える個人投資家が増えて株価が下がり、その下げが更に売りを呼ぶという状況となり一気に崩れ落ちてしまうことがあります。なので、新興株をメインで取り扱っている方は注意が必要です。
今後、注目したいテーマ株
ズバリ注目は「マイナンバー関連」です。政府はコロナ給付金でのトラブルを経験したことから、改善のためにマイナンバーと口座とを紐付かせるということを考えています。恐らくこれは行われると思うので関連銘柄は買いとなります。
・NEC
・デジタルアーツ
・ネットワンシステム
・ジャパンシステム
・DTS
・ITbook
・アクモス
・キャリアリンク
などが関連となります。
次にオンライン学習です。こちらも待ったなしで進められると思います。恐らく秋~冬に第2波のコロナが来るという予想がなされていますので、急ピッチで進められると思います。
・チエル
・すららネット
・テクノホライゾン
・TAC
・レアジョブ
・日本サードパーティー
・ウチダエスコ
などが関連となります。