食後に眠たくなる理由について

食後に眠たくなる人は多い

食後に眠たくなると答える人は非常に多いです。あるデータによると、なんと64%の人が食後に眠たくなるという答えが出ています。私自身もそうですが、特に脂っぽいものを食べたり、沢山食べすぎたりした時に食後眠たいと感じます。

 

なぜ眠たくなるのか 理由①

食後というのは、食べ物を消化しなければならないので胃腸に血液が集まります。よって、脳に集まっていた血液が下に降りますので、頭がぼーっとしやすくなり眠たくなります。人が夜間眠たくなるのも、脳から血液が肝臓に戻るからだといわれています。

 

特に、あぶらっこいものを食べたり、消化の悪いものを食べたりすると消化に時間がかかってしまうので、血液が胃腸に集まりやすくなり眠たくなる傾向にあります。更に、胃腸の働きが弱っている時も同様に消化に時間がかかり眠気が強くなります。

 

眠たくなる理由②

次に、食後に眠たくなる理由として考えらるのが「習慣」によるものです。人間の自律神経は毎日の習慣によってリズムを刻んでいます。それにより、毎日同じ時間にお腹が減り、同じ時間に眠たくなるのです。食後に昼寝などをする習慣がある場合は、毎日眠る習慣が付いてしまっており、それにより食後に眠たくなるということが考えられます。

 

眠たくなる理由③

最後に慢性病や貧血などの場合も食後に眠たくなる傾向にあります。貧血があると、食事によって血液が胃腸に集まるのですが、他の部分が虚血状態となってしまい、それにより脳が虚血状態になると眠気がしやすくなります。胃腸も丈夫で昼寝の習慣もないといった場合には貧血を疑った方がいいかもしれません。

 

また、糖尿病などで血糖値が不安定な場合にも、食後に眠気が生じることがあります。食後は通常血糖値が上昇しますが、その血糖値が上昇しすぎたり、逆に血糖値が下がりすぎてしまったりして血糖値が不安定になっても眠気が強くなるという方もいます。特に低血糖になっている時というのは、眠気というよりもけだるさや意識の喪失などが伴う場合もあるので注意が必要です。

 

眠気を緩和する方法

糖尿病などで血糖値が不安定になっている場合には医療機関で診てもらう必要がありますが、それ以外の場合には食べ方やリフレッシュ法などを用い改善出来ます。

 

まず食べ方です。なるべく胃腸の負担を減らすことや血糖値の急上昇を防ぐために、ゆっくりとよく咀嚼して食べることが大事です。更に、炭水化物を少な目として、あぶらっこいものや味の濃いものを食べないように心がけるようにします。また、食べ過ぎもいけないので腹八分目とすることも大事です。

 

以上を踏まえつつ

以上を踏まえつつ眠気をリフレッシュする方法をご紹介します。まずご紹介するのが鼻呼吸法です。鼻から呼吸するのですが、0.5秒間かけて吸って0.5秒間かけて吐きだすようにし、なるべく強めにアクセントをつけて空気の出し入れをします。この呼吸法は交感神経を刺激しますので、眠気をシャットアウトすることが出来ます。空気を20回程度往復させるだけでOKです。

 

次におすすめするのが洗顔です。単純ですが一番効果のある方法なので、化粧をしていない男性におすすめの方法です。

 

運転しているドライバーやデスクワークの方におすすめなのが体操です。下半身を中心にしっかりストレッチを行うことを心掛けて行います。下半身には太い筋肉があり、ここを刺激することで脳に新鮮な血液が回り眠気を解消出来ます。

 

運転中や仕事中などで以上のことが出来ないといった場合にはツボ押しが有効です。頭のてっぺんにある百会を押したり、うなじの髪の毛の生え際両サイドのくぼみにある天ちゅうや風池などのツボを押すと血流が良好になり眠気がふっとびます。また、首の筋肉を後ろからほぐしてあげても血流が良好になるので眠気解消に役立ちます。