葬儀関連銘柄を考える

ギリシャ選挙の結果と先週末のアメリカ安を受けて寄りは暴落したものの、その後183円戻し前日比-43で取引を終えた日本株式市場です。何となく底堅いイメージを受けたのは私だけではないはずです。

 

そんな中、2020年問題として注目されているのが葬儀の問題です。現在の葬儀場の数では団塊の世代の死亡者が増える2020年以降は全く足らなくなる可能性が高いとの試算が出ています。

 

現在でも「葬儀場が開くのを待っている」状態の市町村が多く、問題の改善が急がれています。

 

更に、葬儀に関してですが、まだまだ発展途上的な要素が強く、価格やサービスについても葬儀社によって大きなばらつきがあり、消費者が戸惑っているというケースが多くあるようです。

 

これにより、大手葬儀社は価格面やサービスにおいてシステム化を急いでおり、それにより顧客を取り込み企業を拡大させるという動きが目立ってきています。

 

現在は競争によりサービスが充実しつつあるドラックストア業界ですが、以前は今の葬儀業と似ていて、地元の薬局にてサービスや価格がまちまちであり、消費者が困惑していたという現状があります。よって、ドラックストア業界が辿った道筋をそのまま映し鏡のように行くとは思えませんが、現在よりはより発展するのは間違いないと思われます。

 

以上のようなマーケットの情勢を踏まえているのか分かりませんが、燦ホールディングスの業績がうなぎ上りです。株価の方も14年初めを底として現在35%アップまで登ってきています。とはいってもまだまだ割安圏内(PER10.69・PBR0.48)で、15年度経常利益は前年比20%以上のアップで着地するという業績予想がなされています。

 

新規斎場のオープンも着々と進んでおり、益々の業績の伸びが予想されます。PBRが0.48ということでかなりの財政的な余裕があると思われるので、配当アップや自社株買いなども予想できます。

 

他にも平安レイやはせがわ、ニチリョウなどの関連銘柄がありますが、ファンダメンタル的には買いではないので、長期我慢できる方のみ参加ということになるでしょう。

 

本日燦HDを打診買いしてみたのですが、直近沸騰しすぎている感じがするので、本格参戦するのはもうちょっと押した時になりそうです。