人間の体は全て意味のあるものから出来ている
「なんだこの当たり前のタイトル」と思う方も多いかと思います。とはいっても、改めて自分の体というものを考えてみると、当たり前のことが当たり前のように行われていることの不思議に気が付く人もいるはずです。
例えば「血」の色です。
ご覧のように血の色は赤いものですが、この赤にも意味があります。赤という色は目に入るとアドレナリンが放出されて興奮するということが分かっています。即ち、血が漏れてそれを目にした時に、アドレナリンを放出させ、「緊急時」だということを認識させることが出来るのです。誰しも血が出ると「ヤバい」と思うものですが、中には何も感じないという方がいるかもしれません。そのような方でも赤を見ることにより、緊急時だと悟ることが出来るようになり、速やかに治療を行うことが出来るようになります。
また、血の色を赤くすることにより、自然な肌のいろが保たれているのです。もし、血が青かったとしたら、紫色~青色の気持ちが悪い生物になっていたことでしょう。
顔にもそれぞれ役割があります。
鼻は冷たくて汚い空気でも、それを濾過して更に温度を温かくして取り込むという素晴らしい機能を持っています。鼻の形も正にそのような形をしており、何よりも優れた空気清浄器です。
耳に関しても音を集め、異物が入り込まないような構造となっており、更に両サイドに位置し、周囲の音を正確に聞き分け音だけで判断できるように配置されています。
全く意味がないと思われる眉毛に関しても、額より汗が垂れてきた時にそれをブロックする役目と、光を眉部分に集めて瞳がまぶしくないように配置されています。更に虫やゴミよけの役割もあるようです。
毛が生える位置に関しても、大事な場所を守るという役割で配置されています。頭、脇、股間などは大事な場所であり、それらをガードする役割で生えていると考えられます。
以上、簡単ですが人間の体は全て意味があるものから出来ているということが分かります。これは当たり前といえば当たり前であり、他の生物の進化などを見ていれば、至極当たり前のことだということが容易に想像できます。
全ての生き物はその生活様式に見合った変化を遂げているとされています。そうなると、脳ばかりが成長してきた人間は、より高度な生活を手に入れるために成長を遂げているといえそうです。
これには納得で、人間という生き物は他の生物と比べるとはるかに体が脆弱です。生きるためにはその穴埋めをしなければならないので、脳を能力を高めて生き残る術を得ているのではないでしょうか。