新型コロナウイルスが相場に猛威を振るっています

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連日コロナウイルスがテレビを騒がせています。ちょっと前までは日本での感染者がクルーズ船だけだったので、相場ではまだ「対岸の火事」という感じだったのですが、それから市中感染が相次いで発表されているのを機に風向きが変わり、今現在、相場は大暴落となっています。

 

ここ2日で日経平均が1000円下落しており、同じくジャスダックマザーズ、そしてダウ平均も同じように暴落しています。

 

ここまで一気に下げると「いったいどうなってしまうのか…」と悲壮感が相場に漂い始めます。するとリバウンドを狙いたいという心理が働いてしまうのが投機家の常ですが、一旦下落相場になると上げても一瞬でまた下落に転じるというのがルールとしてあるので、安易にリバ取りにいかないというのがセオリーとなっています。

 

 

いったいいつ収束するのか?

いったいいつ買い向かえばいいのでしょうか?これは全く分からないというのが答えですね。何故かというと「患者数が増加するのはこれからだから」というのが答えです。

 

感染は中国では一応感染拡大は止まったという見方がされていますが、その他の国はまだ始まったばかりです。アメリカや中南米に至っては始まってもいない状況なので、いざ感染者が出た、パンデミックが起きたという状況になると、必然的に相場が今以上に崩れるということが考えられます。よって、収束時期は全く見えないということになります。

 

 

インフルエンザの収束時期と重ね合わせると

とはいっても、ある程度の予想はできます。それは季節です。インフルエンザも一年中は流行しませんよね?これは季節によって活性が異なるからです。冬の寒い時期は空気が乾燥します。乾燥するとウイルスは活性化しやすくなります。

 

新型コロナウイルスも同じであり、冬型の乾燥を好むウイルスです。よって、5月頃になり温度と湿度が上がってくるに従い活性が失われていくので沈静化していくことが予想されます。

 

 

そして人々の「意識」も変わってくる

新型コロナ収束には人々の意識も大事になります。マスクをする、手洗いを徹底する、集団を避ける、口内を清潔にするなどを個々が徹底すること、風邪かな?と思ったら家から出ないようにするなどを徹底することにより感染を収束に向かわせることができます。

 

感染が広がり危機感が高まると、個々が自然とこのような対策を行うようになるので、事態はいい方向に進むことが予想されます。

 

 

相場は未来を見据えて変わっていく

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相場というのは次の未来を見据えて変わっていくという習性を持ちます。即ち、今のような状況では米国でも感染者が出るのでは?日本でパンデミックが起きるのでは?という未来が見える時期なので、相場の未来は暗くなり売りが先行します。

 

しかし、感染者の広がりがある程度見えてきて、その先の未来、即ち「収束」が見えてきたのならば相場はストレスからの解放ということとなり買いが先行するようになります。

 

そして、今まで押されていたニュース、大統領選などが話題になるようになり、各種材料株なども買われるようになってきます。ここまで来たら新型コロナウイルスの悪影響は恒常的ではなく、散発的になると予想されるので、それほど意識することなく、その時々のトレンドによって買いか売りかを判断するようになります。

 

目先はどうなる?

今までは上げ相場の余韻があったので多少下げてもすぐに反発するという感じだったのですが、冒頭にも書いたように下げトレンドとなると今度は売りが優勢になるので、下げトレンドが形成された今では、しばらく売りが先行していくと思います。もちろん短期的なリバはあると思いますが。

 

とはいっても、長期的なトレンドは低金利による買いは崩れないので、新型コロナの収束が少しでも見えたのならば、元の上げトレンドに戻っていくことが想像されます。